他人の恋愛とか性癖とかをとやかく言わないで、まずは話を聞け。

omija / qeqeqe
alternative
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4 min readMay 6, 2017

ここ最近、よくよく考えてみると、FBタイムラインに流れてくる投稿には「AV」「セックス」「不倫」「風俗」みたいなワードに引っ掛かるものが増えている。

まあ、そりゃそうだ。どっかにも書いたし、よく人に言ってるけど、今ぼくは「性」と「愛」をライフワーク的な自由研究にしていて(たとえば下記リンク)、それ関連記事はかなり目を通していると思う。それで徐々にFBアルゴリズムにのっかって最適化した結果のタイムラインなのだ、きっと。

ちなみに、BLOGOS、cakes、KAI-YOU、AM、東京カレンダー、TENGAあたりの記事が多めかもしれない。そんなこんなで、次の記事を読んだ。

「こんな人がいるんですよ」「こんな性癖を持った人がいますよ」「こんな風にセックスについて考えているんですよ」とAV村にいる人たちの言葉を、村以外の人にわかるような形にしているのだと思う。(中略)情報を右から左にたれ流すだけでなく、意見を問われたら返答できる筋力もつけることは毎日の課題であるのは言うまでもなく。驚いてもジャッジしない。強烈な話が多いからこそ、そんな風に言葉を紡いでいけたら、と思う。

「ありえない…!」とか「普通じゃない!」とか、そんな価値観を持っている人は生きていれば当然いるわけで、賛同するか・好きかどうかは別にして、それを肯定できるか、というのと、「へー、そういう考え方もあるんだー」とおもしろがれるか、が大事だと思うわけですよ。

そのうえで、自分は「それについては、~だと思う」という意見をケンカ腰じゃないかたちで共有できる関係性とか、それができる空気感のある場とかには心地よさを覚える。

「そういう人もいる」

と(感情は抜きにして)事実を受け入れる懐を自分/あんたは持てているのか。「性」とか「愛」とかだけでなく、他の話のときだって同じこと。

他人の存在をすぐに否定・拒絶したがる、そもそも近寄ろうともしない、(そんなに豊かでもない)イメージだけで人物像を捉えようとする、なんてことは日常茶飯事だけど、そういう習慣がある人はあまり好きじゃない。

ましてや、なんで、自分の意見に対して「yes」と言わせたがるのか、むりくり説得しようとするのか。個性として「違うこと」を楽しめない大人になるのはイヤだよなあ。まさに、このブログタイトルでも触れる「alternative」を絞め殺しているような大人は。

さっきの記事を読んで、最近会った人のクソみたいな立ち振る舞いを思い出して、少しだけ感情を整理したかったから、ここに書いておく。

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omija / qeqeqe
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mobile bartender / owner of Nawa @ Tottori / ex-writer