PowerLedgerと関西電力は、再生可能エネルギークレジットの作成・追跡実施のためにトライアルを拡張

ANONY
Powerledger
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5 min readDec 14, 2019

ハイライト

・Power Ledgerは、ブロックチェーン対応プラットフォームを介して、再生可能エネルギークレジットの作成、追跡、取引、決済を提供します。
・非化石価値(Non-Fossil Value・NFV)証明書は、顧客が太陽エネルギーをグリッドにフィードバックするときに電力小売業者に割り当てられます。

・トライアルは2019年12月に開始される予定です。

PowerLedgerと日本・関西電力(KEPCO)は、2019年12月10日、実施していたトライアルを延長し、再生可能エネルギー証明書(REC)と太陽エネルギー取引の作成・追跡を開始しました。

両者間の新たな合意の一環として、Power Ledgerのプラットフォームを使用して、屋上ソーラーシステムによって生成される非化石価値(Non-Fossil Value・NFV)証明書と呼ばれる再生可能エネルギークレジットの作成、追跡、取引、決済を提供します。

電力小売業者は、NFVにより、太陽光発電システムを所有している顧客からグリッドにフィードバックされた電力のRECを受け取ることができます。

PowerLedgerの共同創設者であるDr.Jemma Greenは、本パートナーシップについて次のように述べています。

「エネルギー市場は世界で最も大きな経済圏の一つであり、数千億ドルの価値があります。 Power Ledgerは、KEPCOなどの大手エネルギー小売業者と協力して、顧客向けの既存のビジネスモデルの革新を支援します。」

Power Ledgerの技術を使用して、再生可能エネルギー源からのエネルギーを追跡し、排出量だけでなく、環境商品や再生可能エネルギーのクレジットに関連する多数の取引を相殺することができます。

Power Ledgerプラットフォームは、デジタル分散型台帳であるブロックチェーンに基づくものであるため、すべてのトランザクションは不変であり、リアルタイムで記録されます。 Power Ledgerの技術を使用して、RECは生成から廃棄までの全ライフタイムにわたって追跡され、使用の重複の可能性を減らします。

Dr.Jemma Greenは次のようにも述べています。

「環境商品の取引市場は急速に進化しており、クレジットの二重カウント防止の需要が高まっています。 Power Ledgerは、新しいエネルギー市場向けのオペレーティングシステムを構築しています」

本トライアルは、関西電力にRE100顧客がRE100クレームに対してNFV証明書を使用できるようにするためのフレームワークを提供します。 RE100は、国際的な非営利団体であるThe Climate Groupが率いるグローバルなイニシアチブであり、グローバルな開示ネットワークCDP(以前のCarbon Disclosure Project)と提携しています。

RE100認定を取得するには、イニシアチブにより再生可能エネルギーとして承認された電力と、REC追跡情報が追加されていることを条件とする日本のNFV証明書が必要です。

2019年10月の時点で、顧客の最初の発行分は、経済産業省(METI)プログラムの有利なFITモデルを受け取る資格がなくなりました。

新たなトライアルは、大阪でのFIT余剰電力に対するピアツーピア(P2P)トランザクションの有効性をテストするための、両社間の成功したコラボレーションに基づいています。最初のトライアルでは、Power Ledgerの日本における最先端技術の正確さと消費者受容性が証明されました。

関西電力の石田文昭代表部長は、次のように述べています。

「Power Ledgerとの最初の成功したトライアルにより、日本の住宅、企業、エネルギーアグリゲーターの参加者間のP2Pエネルギー取引の革新的なビジネスモデルを作り上げるさらなる機会があることを確証しました。」

最初のトライアルでは、既存のエネルギーコストを相殺する安価な代替エネルギーをコミュニティに提供し、Power LedgerのP2Pプラットフォームを介して余剰エネルギーを販売することで、エネルギーを生成する顧客が再生可能エネルギーへの投資を収益化できることを実証しました。

Power Ledgerによって生成されたRECトークンは、中央のKEPCOウォレットに保存されます。試験は2019年12月に開始され、結果は2020年3月に予定されています。

Power Ledgerの技術は、東南アジアのエネルギー市場で初めてのものであり、タイ、日本、米国、オーストラリアなどの国々で活発なプロジェクトを展開しています。

Power Ledgerについて

Power Ledgerは、ブロックチェーン対応の再生可能エネルギー取引プラットフォームを開発したオーストラリアのテクノロジー企業です。 Power Ledgerのテクノロジーは、リチャードブランソンのグローバルエクストリームテックチャレンジ賞を受賞しました。同社は一連の製品を構築し、エネルギー取引、再生可能資産の資金調達、より効率的な炭素および再生可能エネルギーのクレジット市場を実現しています。

関西電力について

関西電力は、1951年に設立された関西エリアで電力供給、ビジネス、ライフスタイルソリューションの提供に携わる日本の大手電力会社です。

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Tessa Dempster
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