Book of Orbsの複数プラットフォーム対応について

ビットコイントランザクションの手数料増加

ご存知の通り、現在ビットコインネットワークの長期的な混雑状況が続いており、結果として手数料の増加やトランザクションの承認の遅延などが起きています。これにより、Book of Orbs上のORBの送信やトレードの手数料が増加し、残念ながらユーザー体験の低下にも一部つながっているのが現状です。

SegWitの導入、セカンドレイヤーソリューション、もしくはその他のテクノジーの採用により、ビットコインの混雑問題が近い将来改善されることを私たちも期待していますが、同時に現状の問題を解決しプロジェクトとして前進するため、ビットコイン以外のトークンプラットフォームの追加を現在調査検討しています。

Enhanced sendとカウンターパーティプロトコルの改善

すでに発表されている通り、カウンターパーティコミュニティーは現在新しいEnhanced Send機能の開発に取り組んでいます。（CIP9&CIP11）

これらの変更により、1トランザクションあたりの手数料は数円以下程度まで圧縮できる（vs 現状の100円～1000円程度）と想定され、ORBチームは今後もカウンターパーティのコミュニティイニシアティブを支援し、カウンターパーティプロトコルへのさらなる改善を期待しています。

その他のトークンプラットフォームへの対応

同時に、トークンの送信、およびトレードの手数料や承認時間を削減、安定化するため、現在ビットコイン以外のEthereum、Litecoin、Rootstockを含むその他のトークンプラットフォームを調査・検討しています。

複数チェーン対応についてこの時点ではまだ具体的なリリーススケジュールなどは公開は出来ませんが、どのプラットフォームを採用するか決定し、それぞれのコミュニティと協力しつつ、出来るだけ早くベーシックな実装の公開を目指します。

デジタルアセットコレクションプラットフォームとしてのProject ORB

私たちはブロックチェーン上のデジタルアセット（ORB）コレクションプラットフォームとして、今後も最高のユーザー体験を提供できるように全力で取り組んでいきます。

複数のプラットフォームに対応することで、万一のビットコイン分裂、もしくは現状維持が続いたとしても、ユーザーへの影響を最小化し、ORBのコレクションやトレードを自信を持って引き続き楽しむことが出来るようになります。それだけでなく、複数のチェーン上のアセット間のコラボレーションやスワップ、ORBのプラットフォーム移転なども将来的に必要であれば可能になり、Book of Orbsのポテンシャルはさらに広がっていきます。

複数チェーンサポートについては、詳細を公開する準備が出来次第再度アナウンスいたしますので、引き続きProject ORBをご支援いただければ幸いです。