日本の不動産テック・建設テックのスタートアップMAP

Shun Sakurai
PropTech JAPAN
Published in
3 min readMar 3, 2019

益々盛り上がりを見せる不動産テックと建設テック。2017年末から開始したPropTech Meetupも、先月コミュニティメンバーが500名を突破した。

11月には、ニューヨークで開催されたNYC Real Estate Tech Weekに参加し、各国から訪れた不動産・建設スタートアップのコミュニティと交流をしていると、どこも状況は同じで、コミュニティはここ数年で立ち上がり、スタートアップが増加し、政府や省庁・大企業との連携が始まったところであった。

ニューヨークでの出会いがきっかけとなり、12月にはフィンランドで開催されたSlushのオフィシャルサイドイベントで、不動産と建設に特化したスタートアップイベントRECOTECHに登壇し、日本の状況を伝えた。

それからは、連日のように海外のPropTechコミュニティ、関係者から連絡を頂き、盛り上がりを肌で感じている。

「日本には、不動産、建設分野のスタートアップは何社くらいあるのか?」
「日本のスタートアップでイケてるところはどこなのか?」
「ソフトバンクのビジョンファンドは米国のPropTechに巨額投資をしているが、日本の状況はどうなのか?」

このような質問をたくさん頂き、日本のマーケットが注目を集めていて素直に嬉しい。

5月13日、14日にロンドンで開催される世界最大規模のPropTechカンファレンスFUTURE PROPTECHでは、PropTech JAPANとしてブース出展の機会を頂き、日本のマーケットについてプロモーションする機会を得た。

そういったこともあり、海外に向けて日本のPropTechシーンを発信するためにスタートアップのMAPを作成した。
作成にあたり、すでに一般社団法人不動産テック協会の皆さんが作成されているカオスマップや、各社のウェブサイト、報道状況を参考に作成した。

日本の不動産・建設スタートアップMAP

作成にあたっては、日本の不動産・建設分野のスタートアップシーンの認知向上を目的に、下記の運用で作成している。

・自社のプロダクト、サービスがあり、概ね設立10年以内のスタートアップ企業を掲載対象とする
・主たるプロダクト・サービスでカテゴリ分類を行い、サービス名ではなく会社名をマッピングする
・現時点で不動産系スタートアップ73社、建設系スタートアップ17社が調査・掲載対象となっている

今後は、設立年別の状況、資金調達の状況などを定量的にDB化していく予定である。筆者は一般社団法人Fintech協会も兼務しているが、こうしたスタートアップの定量情報は、海外連携や、政府当局の連携の際に求められることが多い。

掲載の希望/取り下げ希望は、info@proptechjapan.orgまでご連絡ください。

詳細な解説記事や、資金調達レポート等は今後別途発信します。
また、解説記事を含め各海外PropTechコミュニティの媒体にて、英語で情報発信をしていきます。

調査/作成にご協力いただける方も募集していますので、お気軽にご連絡ください。

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Shun Sakurai
PropTech JAPAN

Founder of PropTech JAPAN and a board member of ADRE (Aggregate Data Ledger for Real Estate) a blockchain consortium for Real Estate.