Python Kansai #01

hideyuki ogawa
Jul 15 · 7 min read

2019年7月14日、はんなりPython、Pydata Osaka、Financial Pythonの会、大阪Pythonの会という4つのPythonの勉強会の運営者が共同で、Python Kansai を行いました。

内容はトーク、コミュニティ紹介、LTの3部建てで、予定1時間押しの4時間半の長丁場になりました。

トーク1 飯坂剛一さん Dask

記念すべきPython Kansaiのキーノートは飯坂剛一さんによる「Dask:Pythonによる並列処理」でした。

飯坂さんはPython歴25年、1998年に「Python入門」「Pythonプログラミング」(オライリー)という本を翻訳されており、間違いなく日本のPythonの第一人者です。

トークの内容はなぜ並列処理を行うかに始まり、それをDaskでやると楽で良いという感じの流れでした。

トーク2 染田貴志さん 「エッジAIとPython」

2つ目のトークは染田貴志さんによる「エッジAIとPython」でした。染田さんは人気のイベント「Machine Learning Meetup Kansai」を主宰されておられます。

内容はエッジAIとは何か。そしてそのハードウェアやチップの状況、そしてコードはどのような感じで書けるようになっているかということでした。

個人的にはラズパイをちょっと触り、Jetson Nano欲しいわーとなっていたところなので、物欲をそそられました。しかし、そのほかの端末状況は全く追えていなかったので、その辺りも勉強になりました。

トーク3 古崎晃司さん 「Linked Open Data(LOD)の基本的な使い方

3つ目のトークは古崎晃司さんによる「Linked Open Data(LOD)の基本的な使い方」でした。Python Kansaiではハッカソン的なイベントを計画中で、そこでオープンデータを活用しようと思っています。そのために新しいデータ形態であるLODのトークをいただきました。

内容はLinked Dataがどのような構成になっているかや、それが得られるサイトの紹介、そしてデータが取得・検索ができるクエリー言語SPARQLの紹介、そして実際にデータを取得するというものでした。

色々お勧めサイトも教えていただけたのですが、中でも法人インフォは私には刺さりました。こんなに面白い情報が取れるのか!というのが衝撃でした。

https://twitter.com/tksmd/status/1150304423295348736

染田さんのつぶやきからですが、すでにSPARQLの結果をDataFrameにしてくれるライブラリがあるようです。これを使えば簡単に色々できそうですね。というわけで、はやくハッカソンをしたいところです。

コミュニティ紹介

コミュニティ紹介では会場を提供いただいた大阪イノベーションハブ、Pydata Osaka、Machine Learning Meetup Kansai、大阪Pythonの会、Financial Python、はんなりPythonの紹介が行われました。

他にもPythonの勉強会は各地にあると思うので、どんどん参加していただきつながりを作って行ければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

LT

LTは6つで、1つ10分でした。LTは投票できるようになっており、面白いと評価されたLTトップ3にはアマゾンギフト券がプレゼントされるという企画も実験的に行ってみました。

1つ目は@kozo2さんの「Dash-Bioにコントリビュートしようとしている話」でした。

私もdashはお気に入りです。

2つ目は「OBDから取得した車両データを可視化して遊ぶ」 @banquet0817でした。

こちらもDashを使ったものなのですが、実際に自分の車から得られるデータを分析してみるという非常に面白い内容でした。世の中にあるデータは可視化するだけでこんなにも色々なことが分かるという好例だと思います。

次は検索キーワードをscikit-learnでクラスタリングした話 @SoheiYagi でした。

最近は筋トレが趣味で、コードが書けて筋トレもできるマーケッターな八木さんです。

内容はKmeanを使って検索ワードをクラスタリングし、それを使ってサイトの検索ランキングをあげるというものでした。自然言語処理を勉強したい、もしくは、自然検索に強いサイトを作りたい人はお声がけをということでした。

私もやってみたいです!

4つ目は「ビジネスパーソン向けにPythonの自動処理の本を書いた話」 Tetsuya Morimotoでした。

「できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。」という本を書かれた話でした。面白かったのは「ビジネスパーソンにPythonの本が売れている」ということでした。「退屈なことはPythonにやらせよう」という本があるのですが、その本がそのマーケットを見つけたことにより、森本さんの本が作られるきっかけとなったとのことでした。

私も「退屈なことはPythonにやらせよう」を持っているのですが、あれってちょっとプログラミングをかじったくらいでは全く歯が立たない内容なので、それを埋めるような書籍というのはねらい目だと思いました。

でもそれをプログラミングができる人が内容を見ずに買ってしまってというのは、確かに何も確認せずに本を買ってしまう最近では、起こる現象ではありますね~。はい。

5つ目は「コードをBlackにしよう」@ikura1さんでした。

PEP8守っててもみんな結局滅茶苦茶になりますよね~。で、フォーマッターを使うわけですが、それも色々設定できて、結局オレオレになりがちです。でもBlackなら設定が何もいじれないので、宗教論争もなく良いということです。

私もBlackを使ってますけど、Blackは良いぞ!!というのが感想です。

最後は平方根を求めた話 @Seaoftrees08でした。

大学生2年生のSeaoftrees08さん。大きな数値の平方根を求めていると、scipy.sqrt()では310行(?うろ覚え)以上は値が求められないことがgithubを見ているとわかり、それを自分で実装したというお話でした。

平方根は開平法という方法で求められることから、それを2進法で実装したとのことでした。そんなことがあるのかと衝撃を受けるとともに、それをできるように自分で実装するという強さに感動できる内容でした。

さて注目のLTの投票結果ですが、以下のようになりました。

1位は車輛データ、2位は平方根を求めた話、3位はコードをBlackに使用でした。トップ3の方にはアマゾンギフト券をプレゼントいたしました。

1位、2位の方はなんとPythonをはじめて1年経っていないとのことでした。というわけで、初心者の方も全然恐れずにどんどんご応募ください。

まとめ

さて、Python Kansaiの1回目はこのような感じでした。2回目は10月か11月くらいにできればと思っています。

当日は雨、3連休の真ん中の日曜日という条件の悪い中100名以上にお越しいただきました。ありがとうございました。

今回の反省点としては交流を第一の目標にしながら、交流があまりできなかったという点が挙げられ、2回目はその点を見直せればと思っております。

当日参加された方で、改善点や次話してほしいスピーカーの候補がございましたら、コメント欄に書き込んでいただけますと幸いです。

スポンサーはフォークウェルさんでした。イベントを盛り上げるためのスポンサー様は常に募集中ですのでよろしくお願いいたします。

当日の記録、資料などはscrapboxにあげてあります。

https://scrapbox.io/pythonKansai/Python_Kansai_01_everyone's_note

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