2018年のハイライト(2/2) — クォントスタンプ・ジャパン

Quantstamp Japan
Quantstamp Japan / APAC
5 min readApr 12, 2019

桜のベストシーズンと新年度を迎えるのに合わせ、パート2で引き続き昨年のQuantstampのハイライトを振り返ります。

昨年2月に野村ホールディングス株式会社および株式会社DGインキュベーションからの支援を元にクォントスタンプ・ジャパン合同会社を設立したことを始め、世界各地でQuantstampは業績を重ねてきました。

2018年のハイライト パート1はこちらをご覧ください。

パート2ではこれまでのハイライトに加え、Quantstampの様々な活動をご紹介します。

教育関係の法整備に貢献

Quantstampは今年、約20のブロックチェーンプロジェクトとともにBlock Chain Advocacy Coalitionに加盟しました。アメリカ・カリフォルニア州 サクラメントに拠点を置く当団体は、カリフォルニア州議員にブロックチェーンについてのトレーニングを提供するだけでなく、対話の扉を開き、知見の共有、そして関連法通過のサポートをしています。

また、当団体およびQuantstamp戦略部長であるオルガ・マックの協力により、カリフォルニア州議員へのトレーニングだけでなく、2つの法を制定することができました。

本を執筆

Quantstampチームのメンバーがスマートコントラクトに関する本、Fundamentals of Smart Contract Securityを執筆、今冬から来春にかけて出版される予定です。

数々の賞を受賞

Plug and Play Japan グローバルスタートアップ賞

Plug and Play Japan 株式会社は日産自動車株式会社、パナソニック株式会社、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループなど、日本の多くの大企業へのアクセスを提供するスタートアップアクセラレーターです。シリコンバレーを本拠地として世界に25を超える拠点を展開する、アクセラレーター兼コーポレートイノベーションプラットフォームであるPlug and Playのプログラムに参加している中で、Plug and Play Japan グローバルスタートアップ賞の受賞は大変嬉しいニュースでした。

ISSAC 最高論文賞

ウォータールー大学はISSAC(計算アルゴリズム国際シンポジウム)において、Quantstampシニアリサーチエンジニア マーチン・デルカに最高論文賞を授与しました。アルゴリズム、データ構造、ゲーム理論、暗号理論、グラフ理論などに関連する研究成果発表の最高峰での受賞はこの上ない快挙です。

協業関係を構築

Ethereum Community Fundに加盟

Ethereum Community Fund(以下ECF)は分散型ネットワーク開発者たちへの資金調達およびサポートを提供しています。イーサリアムにまつわるエコシステムの拡大と分散型テクノロジーの採用を推進するECFに加盟することは、Quantstampにとっても大変意義のあることでした。

スマートコントラクト・セキュリティ・アライアンスを創設

QuantstampはModuar Inc.とともに、スマートコントラクトにおけるセキュリティ標準を設定するためにスマートコントラクト・セキュリティ・アライアンスを開設しました。ブロックチェーンアプリケーションの健全な利用のサポートを目指して開設されたスマートコントラクト・セキュリティ・アライアンスは注目を集め、昨年末までにカナダのBlockgeeks、シンガポールのシンガポール国立大学、日本のLayerXおよびNRIセキュアがアライアンスに加盟しました。

WanchainとMythril

Wanchainと戦略的パートナーシップを結び、昨年9月にはMythril OSSを作り上げたチームとともに、QuantstampプロトコルとMythril間におけるシナジー効果を目標としたMOU(覚書)を締結しました。

また、Quantstamp CEO リチャード・マがスマートコントラクト・セキュリティ・アライアンスの共同委員長としてデジタルアセットやブロックチェーン産業を代表するChamber of Digital Commerceに参画しました。

振り返りますと、いずれも非常に価値のある画期的な業績の数々を成し遂げることができました。これまでに支援していただいた提携各社およびコミュニティの皆様に心より御礼申し上げます。2019年も引き続きご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

クォントスタンプ・ジャパン合同会社はホームページまたはTwitterMediumで近況をお伝えしています。詳細はそちらをご覧ください。

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