NEORT株式会社をつくった

NIINOMI
r21nomi.log
Published in
4 min readJan 24, 2019

少し前になるけれど、2019.01.17、会社を設立した。

NEORT(ネオルト)という名前で、NEO ARTの略だ。
新しい芸術を作っていくぞ!

何をするのか

デジタルアートのプラットフォームサービス「NEORT」を開発・運営する。
デジタルアートをつくる人が制作活動をもっと楽しめるような場所にしたい。

デジタルアートについて

デジタルアートというのは、コンピューターを用いて作られた新しいタイプのアートで、絵画や彫刻などの従来のアートと比較すると「時間経過に応じた変化がある(アニメーションするとか)」「インタラクション可能」「PC、スマホ、プロジェクターなどのマルチデバイスで閲覧可能」などの特徴がある。

イラストや写真などの静的な作品もデジタルアートと呼ばれることもあるが、NEORTでは主に動的な作品を想定している。

アートの解釈は多様で、むしろ僕の想像を超えるような作品がたくさん生まれることを期待しているが、例をあげるならこんな感じの作品がデジタルアートにあたると思う。

Deep Sea Trench by r21nomi(https://codepen.io/r21nomi/full/mQgZvJ
perlin noise by yasai
MarRect by Manoloide
All the Daily Things 2018 by Saskia Freeke

上記はループする作品だが、以下のような数分程度の尺の映像もデジタルアートと呼べると思う。

Until by FMS_Cat

デジタルアートが指すような作品について、呼び方は「ジェネラティブアート」「インタラクティブアート」「モーショングラフィックス」「デモ」など様々あるが、これらのワードはちょっと専門的な印象が強いので、ここではわかりやすく「デジタルアート」と一括りに呼ぶことにした。

作品はプログラムで作られたり、After Effects等のアプリケーションによって作られたりと様々。
実行形式もブラウザやアプリで動作するものから、動画として見れるものまである。プログラムで作られた作品であればユーザーの入力(人の動きや音など含む)によってビジュアルが変化するインタラクティブなものもある。

なぜやるのか

自分が欲しいから

シンプルなモチベーションは、自分がデジタルアートの作り手で作品の集まる場所を欲しているからだ。
僕の知る限り、世の中にはまだ最適な場所は存在しない。

使う技術はなんでも良い

プログラムでも3DCGソフトでも動画編集ソフトでも作品を作るための方法は何でも良いと思っている。
どんな方法で作ったものでもそのアウトプットは美しくカッコイイものになる。
技術ではなく作品そのもの(そして表現技術)で繋がる場所が欲しいと思った。

現に、技術・実行フォーマットを軸にしたデジタルアートのプラットフォームなら存在する。
シェーダーならShadertoy、ProcessingならOpenProcessing、動画ならVimeoなんかがそれにあたる。

なので、いろんな場所に散らばったデジタルアートが集まるプラットフォームがあれば素敵だと思った。

デジタルアートは誰もが楽しめるもの

作品を作るのはアーティストやハッカーが多いだろうが、彼らによって作られた作品はピカソの絵画同様に多くの人が楽しめる美的なものだと思う。
そういった作品のみが集まった美術館に多くの人が足を運んだとしても不思議ではない(チームラボのデジタルアートミュージアムがそうであるように)。

まずは作る人のためのサービスを目指すが、ゆくゆくはもっと広いユーザーが楽しめるものにしようと思ってる。

これから

2月中にはベータ版をリリースしてユーザーの反応をみようと思っている。

その反応をみて改善を重ね、徐々にサービスをスケールさせるための手を打っていきたい。

今は基本一人で開発しているが、協力してくれる方はいつでもwelcomeなので連絡くれたら嬉しいです。

Twitter: @21nomi
Facebook: Ryota Takemoto
Email: ryota_takemoto@neort.io

頑張るぞ!

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NIINOMI
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Founder / Developer of NEORT. Digital art lover.