SIX 2019でAIの領域に片足突っ込んでみた

( ˘ω˘ ).。o(*Dolly*+)
R3 Cloud Journey
Published in
7 min readMar 7, 2019

3月5日(火)は、巷で話題になっているABEJA主催の「SIX 2019〜技が共創し、藝があつまる〜」へ参加してきました。

最終エントリー数は8000超えという話もSNSで見かけたので、相当興味関心を持たれているイベントであることが窺えます。
一企業が主催するプライベートイベントという意味では、会社として身近なものだとサイボウズさんが主催するCybozu Daysがありますが、最近は一企業が主催する大規模イベントに純粋な参加者として参加するのも久しぶりだなと思い、新鮮な気持ちで参加しました。

イベント全体の雰囲気やコンテンツなどを中心に振り返ってみたいと思います。

Day2 “藝” Business Dayへの参加

“技” Developer Day と悩んだのですが、デベロッパ視点ではなく、どちらかというとビジネスユーザーの観点のアプローチになるなと思ったことと、自分が今従事しているCustomerSuccessにおいて、中〜長期的な視点で見た時に、どこかのタイミングでCXを向上させるためにAIを活用できる点はあるんじゃないかと思い、現状どういうソリューションがあるのかという情報収集と、どういうタイミングでどんなソリューションを導入するのが適切なのかということも考えるいいきっかけ作りができるかなと思い、Day2への参加を決めました。

展示ブースを回ってみた

展示ブースの中心にはABEJAのブースが

インターネット上で視覚的に記事だけ見るのと、実際にブースに足を運んで話を聞いたり事例発表などでインプットを得るのとは、自身の理解度も変わるなということは感じました。
とはいえそのインプットだけを良くも悪くも鵜呑みにすることだけは避けたいなとは思っていて、引き出しを増やしたりだとか、自社での体制に活かせる要素を探しつついろいろ見ていた感じ。

お昼もカツサンドハンバーガー+おにぎりセットと2種類から選べる軽食つき。他にもノベルティでGODIVAだったりどら焼きを配布してたりするブースも(ちょうど糖分がほしかったので気になった

どら焼きが気になったけどがめついので自重

スポンサー費用どんだけかかってるんだろうというくらい豪華。会場費も半端なさそうですが…

全体的に、展示でPRされているソリューションとして、リテール系で活用するようなものが多いのかなーという印象ではあったのですが、チャットボットを提供しているCAさんと、SFAで自社AIの活用をPRされていたSFさんのブースに立ち寄ってみました。

CAさんはブース対応が立て込んでいて、立ち寄った時には担当者の方に直接お話が聞けなかったのでパンフレットだけGET

ありがたかったのは、プレゼンターの事前研修と当日サポートでABEJAのTシャツを着ていてABEJAっぽかったMOVED(Cy)のしぶしぶがアテンドしてくれたことですね。
いつもお世話になってます。まじで。

展示ブースを回ってみた〜SFさんのブース

普段kintoneを扱っている立場上(?)競合としてよく比較対象上がるSFさんのブースに行くことはあまりなかったのですが、目的としてそもそもベンダー無関係なのと、SFさんのInsideSalesの体制だったり、顧客・案件管理をしていく中でどんなシーンでAIを活用するのが良いとか、どのタイミングで導入するのが良いという話を中の方に現場レベルで直接お話を聞けたということが今回のイベントで一番の収穫だったかもしれないです。

ブースに立たれているメンバーはInsideSalesのメンバーなのだそう

巷で話題のThe Modelに関しても展示されてました。書籍はこちら

今回はAIカンファレンスということもありSalesforce Einsteinが大々的に展示されていましたね。

流れでSFさんのセッションも聴講

普段こんな機会でもないとなかなかSFさんのセッションも拝聴できないなと思い、当初聴講を予定してたセッションではなく、SFさんのセッションに飛び入り聴講しました。

セッションの内容は一貫してSalesforce Einsteinの話だったのですが、
カスタムの予測モデルをクリック操作でノーコードで組めるEinstein予測ビルダーの話などなかなか興味深いものがありました。

SIXというイベントについて考えること

ABEJAがかかげる行動精神としてTechnopreneurship(テクノプレナーシップ)という精神があります。
かいつまんで説明すると、テクノロジーを使って、ビジネスにイノベーションをもたらすものですが、基調講演で言葉だけ聞くと抽象的で結局何を言ってるのかイメージしずらかったというのが正直なところでした。

横文字多用してんな…みたいな

その世界観をイベントでうまく体現しているということは全体の雰囲気やひとつひとつのセッションを見ていて感じたことです。

また、Business Dayらしく、業種別、カテゴリ別にトラックがわかれているのも聴講するセッションを選択するひとつの目安になってわかりやすいなと思いました(わたしはちなみにタイトルで選んだ

  • 新規事業
  • 製造・物流
  • 小売・流通
  • IT・メディア
  • サービス
  • Best Practices by ABEJA
  • Workshop

2018年のAI運用元年の成果を示す目的でもあったのが今回のSIX 2019であったらしいのですが、その目的に沿うように、2018年から2019年にかけてのプロジェクトの取組みの変遷についてお話されていた事例もありました。

そもそも学習させるためのデータを蓄積するフェーズ(必要十分に揃っているケースもあるとは思いますが学習モデルの検討・実装を経て実運用に至るまでは、それなりの期間も要します。

今回セッションで聴講したダイキンさんの製造業の故障修理業務におけるAI活用の事例では、故障修理時の修理部品選定にAIを活用する取組みの中で、単純に導入してうまく行ったという話だけではなく、学習させるためのデータに偏りがあり、予測結果も人が見ると明らかに間違いだと気づくようなものがあったりと、必ずしも成功ばかりとはいえない、試行錯誤をした結果の現在を語られていて、すごく充実したセッションでした。

オーディエンスも多く、席は満席でわたしも立ち見をしていた状態でした。

AIをはじめとしたテクノロジーを使って「ゆたかな世界を実装」していくABEJAの様相・変遷を追うという意味でも、毎年SIXに参加するのも楽しそうだなと感じました。

セッション資料などはこちらに順次UPされるみたいですが、資料全部上がるとしたらすごいですね。。。

さて、今日はMarkeZine Day 2019 Springへの参加です!

--

--

( ˘ω˘ ).。o(*Dolly*+)
R3 Cloud Journey

CosplayEngineer/gusukuEvangelist/kintoneuniversityCertified Trainer/TechGirls 常に右斜め横に進むスタイル