見出される場と、その後

最近、水瀬いのりさんの株価が急上昇している。言うまでもなく、リゼロの影響だ。なにをどう考えても、レムはズルい。どこを切り取っても、メインヒロインなのだが、あのポジションがまたズルさを倍増させている。

というわけで、「Wishing」なんかもプレイリストに入れて、繰り返し聴いている毎日である。

思い返してみると、こういう風に、「ある声優さんを好きになった作品」というのがある。雨宮天さんは「一週間フレンズ。」で、種田梨沙さんは「四月は君の嘘」で__どちらも泣ける__、一気に好きになった。特別な作品というよりも、その文脈でこの声と出会ったら、ズキューンとやられちゃうよね、という作品だ。演者さんにとっても、相性の良い作品というのはたぶんあるだろう。

では、そういう作品だけがあればいいかというと、そういうわけでもない。そうした作品で注目する声優さんにはなるのだが、その後もその「好き」が増加していくかは別の話である。

たとえば、悠木碧さんは当然のように「魔法少女まどか☆マギカ」で好きになったのだが、この人はまっすぐな美少女キャラよりも、なんかちょっと変わったキャラの方がハマることが多い。いちいち実例を挙げることはしないが、僕っ子や無口キャラ、それに内側に狂気を抱えるキャラなどを見事に演じ上げる(ちなみに、一番の狂気キャラはまどかであるという指摘はあるだろう)。そういうのは、多数の作品を見てみないと案外見えてこないポイントであり、それと共に多数の作品を見ることで、より「好き」が積み重なっていくとも言える。

ちなみに、花澤香菜さんも……と書き始めるとそれだけで3エントリーぐらいになるので、ここは涙をのんで割愛しておこう。

どちらにせよ、相性の良い作品というのは結構重要だろう。それによって「見出される」ということは多分にあるように思う。しかし、それだけでは足りない。運の良さは必要だが、結局そこから先に広がるのは実力あってこそなのだ。

何か教訓らしいことを言うならば、一発あてたからと言ってあぐらをかいたらそこで終わってしまう、ということだろうし、また他人の成功を運のせいにして、ぐちぐち言っている暇があるならば、自分の鍛錬に時間を使った方がよい、ということでもある。

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