asics GT-2160 NEW YORK-SWを履き潰して…

確かにasicsニューヨークは名品でした

Jean. Ohmori
4 min readJan 1, 2014

asicsニューヨークをやっと片付ける決心がついたので洗った。

総走行距離が記録と記憶にあるだけでも2,000kmを超えて(+普段履きにも使ってたけど…)も走り心地はラグジュアリー(過ぎる嫌いはあったけれども)で疲れた時のジョギングに最適なモデルだった。

勿論、買った時はバリバリのフルマラソン大会用に、と思っていたので初期はずっと履き続けていた。

とにかく足着きと転がり具合が私には絶妙で、このモデルを履いたのを機に走り方が変わった程。とにかく総合でバランスが良いマラソンシューズだと思う。フルマラソンに初挑戦する人に迷わず薦めたいモデルだ。

流石はasicsの名品と名高いモデル。

そんな名品も2回目のフルマラソンには荷が重く、ハーフマラソンには重過ぎて、走力が上がるのに従い一線から遠ざかっていったのは仕方の無い事だった。代わりに疲労抜きジョギングや調子が乗らない時の繋ぎ練習などの使用が増えていき、いつしかその使用がメインになっていった。

そんな時に1回だけ大会に使用した事がある。100kmの初ウルトラマラソンである。チョイスの理由は、クッション性と幅が広くて足が浮腫んでも紐を緩めれば充分に対応出来ると思ったからだ。そして思った通りその性能を発揮してくれた。

それからはマラニックなどの長距離練習にも使用していった、がそれ以後、このシューズで大会に出る事はなかった。

そうしていつしか総走行距離が2,000kmを超えてしまい、履き込んだ感が分かる様になった。

asics GT-2160 NEW YORK-SW
asics GT-2160 NEW YORK-SW

上の画像2枚で分かる様に、アッパーが使いすぎでボロボロになり走るのに適さなくなった。足が当たるところがやっぱり破けるのは仕方が無い。あとは補強で硬い人工皮革と柔らかいメッシュの屈曲性の違いでその結合部分が破れていくんだな…と。

アキレス腱が当たるところは、このシューズに履き替えた当初は結構固定が甘いな!と思っていたけれども、履き慣れてしまうと今まで履いていたマラソンシューズの方が固定され過ぎていてストレスを感じる様になった。(その後、より軽いシューズに履き替えていくに従い踵のホールドは緩くなっていくのを知り、それを調整するのが紐の結び方だというのを後に知った)

本当に、このニューヨークはいろんな意味で絶妙な味付けだと思う。

asics GT-2160 NEW YORK-SW

上から見ると結構変形したな…と思う。で、左右比べてみると左の脚が右より機能してないのがこの画像から良くわかりますね…

asics GT-2160 NEW YORK-SW

ソールは結局最後まで(走行距離の割には)あまり減らずにクッションも最後まであったなぁ、と。右足で蹴る癖もソールの減りで恥ずかしながら分かります…インソールの汚れもその事を雄弁に語っていたり…

引退していくシューズをここまで見た事が無かったので、そしてここまで履き潰すことが無かったのでデータとして大変貴重です。

ずっと履いてみて思う欠点は、重いのと踵が厚く前足部との落差がある事ぐらいかな?ここまで破れていても人工皮革がちゃんと固定していてくれてジョギングが出来るというのも凄いシューズだな、と思う。

確かにasics GT-2160 NEW YORKはasicsの名品と名高いモデルである。

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Jean. Ohmori

ずっとスポーツに慣れ親しんできましたが、子どもの体力低下が気になり野外活動に軸足を移すことに。 多くはありませんがそれなりにマイナースポーツをしてきたことが今に役立っていますがやはり移り変わる中で日々勉強が大事だと痛感しています。普段は気になる事が少ないB型(♂)です。