Yuichiro Amano
RISE monday
Published in
2 min readFeb 6, 2017

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偏りの調和

いまあなたが辿る足跡は、だれが遺した足跡だろうか。

人はひとりで生きているようで、多くの方に支えられ長くも短くも人生を辿る。

過去の誰かが遺した足跡が

未来の誰かへと受け継がれていく。

過去の誰かの延長線上にいまの命があるとするならば、いったいなにを目標にし、どこを目指せばいいのだろうか。

産まれながらにして、人はそれぞれ違いがある。産まれた場所、DNA、家庭内背景、ジェンダー、人種、それぞれが往々にして違いを持ち産まれてくる。

「違い」の認識を差別としてではなく、「偏りの調和」と捉えてみてはどうだろうか?

完璧な人間なんてこの世界には存在しない。存在するとしたらシンギュラリティを迎えたロボット達であろう。

誰もが同じ型にはまり、個々の内から湧き出す想いを捨ててコモディティ化してしまった人類には輝きや色彩の欠けた荒野のような地球しか待ち受けていないかもしれない。

誰もが大なり小なりの「偏り」を持ち産まれてくるのだ。その「偏り」こそがオリジナリティとなり弱みにも強みにもなりえる。

あなたと調和のできない人間はきっと弱みしか見ていないからであろう。誰にも認められなくとも自分の強みを自分自身で認めよう。あなたには誰にも勝ることのできない素晴らしい能力が備わっているはずだから。

たとえ誰も認めてくれなかったとしてもこの僕が認めよう。

他人と無理に合わせようとする過度なラベリングはあなたのオリジナリティを消してしまいかねない。

「偏り」を今こそ強みとし、他者と「調和」する世界を目指していかないか。

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