アジアの中で、「教育」をつくっていく。

先日、台湾のTV局「TVBS」に僕らのやっている島TECHを取り上げてもらった。

台湾の中国語で書かれた記事で、まったく内容がわからなかったけど、高校時代の友人で中国語が堪能な奴に、日本語に翻訳してもらった。彼は「意訳だから!!」と遠慮がちに言っていたけど、僕はこの文章がすごく好きだ。

Nセンターのスタッフブログにも掲載したけど、自分のブログにも書き残しておきたい。

下にコピペで翻訳文を貼っておくので、よかったら多くの人に観てほしい。これがアジアからの目なんだと思う。

取材を受ける島TECH参加者(2017年1月)

(僕の気に入ったところを勝手に太字にしています。)

TVBSの記事の翻訳文

昨年4月に斬新な高校が日本に現れた。進学のため詰め込み教育を行っている一般的な高校とは違い、この高校ではたくさんの「体験的教育カリキュラム」を採用し、生徒たちに自主的な学習を促している。私たち記者がその鹿児島で行われている革新的な教育をあなた方に紹介しよう。

3人の高校生が今まさにこの斬新な教育を受けている。学ぶべきことは教科書のなかではなく身近な「大人」たちのなかにあるのだ。

この高校の先生は機械的で無用なことは教えない、実践的な技術指導のみを教えてくれる。これこそが日本のN式教育なのである(Nはネットワークの頭文字)。

N高校はネットワーク上にあり、次世代の高等教育をうけることができる。2016年に開校されたN高校は日本の社会問題の解決方法をネットを通じて教えてくれるというものだ。
私達は鹿児島の長島町でN高校の本部(間瀬加筆: おそらくNセンターのこと)を発見した。この日の授業は生徒を班ごとにわけ、長島町の養殖魚の販売デザインを手助けするといったようなものだった。

この学校では実践的でかつ効果的な学習の機会を得ることができる。教育することと学習すること、どちらも重要だがどちらがいいか決めるとするならば、学習することのほうが重要であろう。では自発的な学習で一体どのようなことを学べるだろうか、自発的に学習することによって自分から主体的に努力することを生徒たちは学び取ることができる。周囲の大人たちのアドバイスも生徒たちの問題解決の糸口となるであろう。

一方的に教えるだけの一般的な高校とは違い、N式教育ではコミュニケーションと討論に重きを置いている。学校で学べることはどちらかといえば一方通行的だ。しかし学び終わったあとにも討論を進め、人とのコミュニケーションからもいくつかのことを学び取ることができる。これが体験型教育であり、この挑戦的な教育というのはアジアの詰め込み教育にも深く根差されている。

政治大学の蕭瑞麟教授はこう語る「アジアの詰め込み教育を享受してきた生徒たちのために、彼らはとある教育的計画を行った。彼らは教科書をもっておらず、全ての授業はスマホを通じて行われる。現在の私達若者の流れと全く同じだ」。

「地元の高校に進学しない中学生もいる、この問題は解決しないといけない」と文部科学大臣は語る。

日本でも慢性的な人口減少がすでに起こりつつある。2040年には日本の子供の人口は現在の半分くらいまで落ち込んでしまうといった予測を日本文部科学省が発表した。そして将来地方の学校の統廃合はさらに加速していき都市部に人口が集中していくだろう。N式教育は生徒たちに新しい学習環境を提供するほかに、地方在住の生徒たちに家を離れることなく学歴を取得することの手助けをしてくれるのだ。

一方で外から地方にやってきた生徒は、その土地で現地の人達と近い距離で触れ合い、その地域に対する理解を深め、ひいてはその土地に定住することを考え始める。地方の人口流出というものは社会が発展していくなかで必ず現れる必要悪のようなものなのかもしれない、しかしその「悪」をどうにかしてまた別の発展をもたらすエネルギーに変化させる、日本人の挑戦はやっとまだ始まったばかりなのだ。
教室はどこにあって生徒はどこで学ぶのか、これこそが日本のN高校の主要となる部分であり、これが日本の地方創生に新たな動力をもたらすだろう。

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