コンピュータレス化とそこまでのアプローチ

コンピュータのないテクノロジーの未来とは?

たこ
Salad
Published in
4 min readApr 1, 2017

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先日、SAMSUNGからGALAXY S8が発表されました。

僕の感想としては、唯一無二。そしてThe 完璧。

僕のスマートフォンやパソコンの未来予想は中学の時から完全ワイヤレス化でした。全てをワイヤレスにすることであらゆる快適性を求められるようになると考えています。

GALAXY S8はそんな未来に一番近づいたデバイスだと感じています。

完全ワイヤレス化とは

完全ワイヤレス化と言いましたが、完全ワイヤレス化とは具体的にどのような状態のことをさすのでしょうか。その答えはコンピュータレスです。要はデバイスにはコンピュータを積まない。私たちの使うデバイスは画面を表示し、音を出すだけです。処理をしないのです。

じゃあどうすればそういった状態に持っていくことができるのか。全てをサーバーに任せるのが最適解だと僕は考えます。そのために必要なものは

①安定した超高速通信がどこでも可能な無線通信環境

②膨大なデータの管理、重いデータの処理が安全に行えるサーバー

③最強のセキュリティ

です。

SAMSUNGは今回の新製品で②をサーバーの代わりにスマートフォンにするところまで持っていくことができました。Adobe、MSとの協力でデスクトップ環境も良くなっていくことが考えられますし、VRもその端末でできます。

また、完全ワイヤレス化にも既視感はありましたが近づきました。無線充電。

そして最後は様々な認証情報でロックを解除できるようにしたことで多少③にも近づきました(本当に信頼できる力があるのか、またAndroidの安全性はどうなのかなどの疑問もあるので本当に安全かどうかはまだわかりません)。

今後の展望

僕の予想のおおよそはこのムービーに出てくるガラスのようなデバイス類によるシームレスなネットライフが実現することです。

これはMSのFuture vision(2011)です。今から6年前のもの。

このムービーのようにガラス(or シリコン)の板がどれも(また、これらの板を貼ることで机や冷蔵庫、壁までも)がスマートデバイスになり、どれでもシームレスにやりたいことがやれるようにするにはコンピュータレスという答えがベストなのです。そして将来もしかしたらSAMSUNGやAppleはそれらを総括するサーバー運営やサービス運営を行う会社になるのではと推測しています。そこで一度得た顧客はその後ずーっとお金を落としてくれるわけですからどれだけ快適でシームレスなサービスをストレスレスで提供するかが勝負の焦点になってくることでしょう。ですからもしかしたらAppleがワイヤレスに、それも世界規模に電波を送信するような設備の開発に踏み切るようになるのかもしれません。

でも大変なのはそこにいくまでの過程です。

現在ネットワークはどこでも快適に高速で使えるわけではありませんし、OSがらみの問題(iOSならmacOSとの関係、Androidならその汎用性、Windowsならスマートフォンとの関係など)もたくさんあります。ほぼ未来は見えますがそこまでのステップの一段一段が今のテクノロジー業界にとっては重要なのです。今の状態はまるでオセロのようです。オセロは全て面が埋まるか全ての駒が一色になれば終わりです。最後の光景は容易に想像できます。でも、そこまでいく一手一手が重要なのです。いわゆるアプローチが。

SAMSUNGは今回この様なアプローチで出てきましたが今年秋にどの様にAppleがアプローチをしてくるのでしょうか。Googleは?MSは?

今度出ると言われているiPhone8がGALAXY S8以上に素晴らしいアプローチをしてくれることを期待したいですね。

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