日本はどこに向かえばいいのか ③

マスメディアから大衆が移る先とは

たこ
Salad
3 min readNov 13, 2016

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今はネットの情報が一番信頼できるとも言える

「マスゴミ」

最近この単語をよく聞くようになりました。これはマスメディアが虚偽の情報や偏った情報を報道することに対してそれを揶揄するためにネットで使われる言葉です。今や誰もが様々なSNSを使う時代。ツイッターなんかではリツイートという機能があり、ツイートによっては瞬時に万単位に人にそのツイートが広がることがあります。その速さと影響力は(一時的な情報のみで比べれば)テレビなんかとは比べ物になりません。そんなツイッターにはしょっちゅうマスメディアの虚偽の報道についての内容が流れてきます。そこには虚偽内容とともに「だからマスゴミは」と書かれていることも。

これはテレ朝系番組の一部とみられています。テレビ局がトランプ氏のイメージダウンを狙って意図的に悪い訳をしたものだと考えられます。実際はトランプ氏は安倍首相を褒めていたようです。

これは、本屋大賞の影響力について報道しているTBS系の番組について。2012年の次が2014年になっていて2013年が抜けています。これは2013年の本屋大賞受賞作品が百田尚樹氏の「海賊と呼ばれた男」だからです(参考:本屋大賞公式HP http://www.hontai.or.jp/history/)。百田氏はメディアの偏った報道に対して批判的な意見を言っていることで知られているため、メディアが意図的に百田氏を掲載しなかったと考えられます。

さて、このようにマスメディアの報道と信憑性が揺らぐ中、人々はそれでもマスメディアを信じるのでしょうか。結論としては、人々はもうマスメディアからウェブメディアへと情報源を変えつつあります。それが明確なものとなった最近の出来事にトランプ氏の選挙運動がありました。彼は各メディアに暴言や問題視されるような発言ばかりを取り上げられていることを不満に思い、マスメディアの信憑性の無さを度々説いてきました。また、彼自身も演説をfacebookで動画配信したり(facebookは動画配信が一番見てもらえる確率が高まるそう)、Twitterでも積極的に活動をしていました。それによってか、トランプ氏支持者の多くはウェブメディアに影響されていると見られています。その結果トランプ氏は多数の支持を得られたとも考えられています。

マスメディアは様々な特権を持っていたりします。それは財政・権利など多岐に及びますが、それらに守られているマスメディアの持つ力は大きく、世界中の民衆を容易に操作可能な規模にまでなっています。多くの人々の情報源はやはり新聞やテレビでしょう。学校の先生の中では「天声人語を書き移せ」とか「テレビで見たニュースについて話し合いなさい」などと言う人もよく見ます。しかし、今やウェブメディアの中にもたくさん信頼できる情報源があります。下手したらテレビ・新聞よりもウェブのニュースサイトの方が信頼できるかもしれません。これからは「情報社会に生まれし情弱」にならぬよう自分から信頼できる情報源を探していく必要があるのです。それはあなたのためにも、日本のためにも。

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