モンティホール問題のアプリを作るということ
MontyHallByTwo
Published in
Jan 4, 2024
普通、モンティホール問題のアプリを作るなら次のような仕様にするだろう。
- 画面に3つのドアがある
- ユーザーがどれかを選ぶ
- 別のどれかが自動で開けられる
- ここでドアを変えるかどうか決めて最終判断を行う
- 最後に正解のドアが表示される。
私もその仕様で作ろうかなと思ったが、実はこの仕様には弱点があって、アプリから「正解のドアはこれです。」などと言われても、ユーザーにはその情報が正しいと判断できる証拠がない。
そこで、私のアプリではユーザー2人で遊ぶゲームにした。1人をモンティ役、1人を挑戦者役とする。モンティ役に正解を選ばせてからゲームを行う。最後に「正解のドアはこれです」と表示するときにモンティ役はそれが正しいことを知っている。モンティ役をやれば、画面に書いてある「正解のドアはこれです」という情報が正しいことを実感できる。それによって挑戦者役のときに正解のドアを信じることが出来る。
このアプリのもうひとつの特徴は、ドアを変えたときと変えないときの正解/不正解の回数をカウントすること。何回かゲームをすると傾向が出てくるので、ゲームの体験と画面上の確率表示をリンクさせてモンティホール問題の感覚をつかむことが出来る。
iOSアプリです。