久しぶりにアプリがリジェクトされる
ギャンブル性を持ったアプリ
新しくアプリを出しました。数学の確率の問題を扱ったアプリです。リリース前に一度リジェクト(公開を拒否)されているのでその話を書きます。
アプリの概要
共通テスト(センター試験から名前が変わる)の確率の問題を扱うアプリで、図解したり、アプリ内で試行(例 : くじを引く)が出来ます。
壁にぶつかる
アプリを提出するときに対象が何歳なのか設定するところがあります。そこでは、暴力や性的な表現などの各項目を
- なし
- まれ
- 頻繁
から選びます。これを元に対象年齢が決まります。
ここで悩むことがありました。擬似ギャンブルの項目をどれに設定すればいいかです。
私のアプリでは、2018年の試行調査(共通テストの調査的なもの)をアプリで扱っていて、その問題は
くじが100本入った箱(AとB)がある。当たりくじが多い方がA、少ない方がB。今、2人が順番に箱を選んでくじを1本引く。
1人目がくじを引いて当たりだった場合、2人目は同じ箱か異なる箱かどっちを選べばいいか。
2人は当たりくじの本数(多い方に何本、少ない方に何本)を知ってるが、どっちの箱がA(多い方)でどっちの箱がB(少ない方)か知らない。1人目がAを選ぶ確率とBを選ぶ確率は同じ。1人目が引いたくじは箱に戻さない。
というもの。私のアプリはアプリ内で実行が行えるというコンセプトなので、これが実行できます。
これギャンブル体験になるんでしょうか。「当たり」「外れ」ってギャンブルの概念ですよね。しばらく悩みました。今後もこの手のアプリ内実行機能をどんどん入れていく予定ですし。
とりあえずフェイルセーフの考え(?)により「ギャンブル性 : まれ」を選んで提出してみました。
結果 : リジェクト(却下)
却下されました。
あなたのアカウントは個人のようだが、この項目は個人開発者が設定できるものではない。
というような回答でした。
個人で設定できないくらいに、「なし」と「まれ」の境界は高いみたいですね。私が思っていたより高い。
私には「なし」しか選択肢はないようです。しかたない、「なし」にして提出し、あとは審査者の判断に任せましょう。アプリは客観的に見て問題あるものでもないですし。
その後、無事リリース出来ました。審査者からギャンブル性の指摘もありませんでした。