Vol.24『時事ネタトピックス』

毎週末土曜日発行。1週間を振り返り、気になるニュースをコンパクトにまとめて解説するコーナーです。

金登 大典
KINTO BLOG
7 min readFeb 17, 2017

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今週のひと言

日本の大企業の腐敗ニュースは続くものの、米国の勢い、ネット系ベンチャー企業の勢いは止まらない。Facebookはブランド力を活かして次々と新規事業をトレンドを捉えながら軌道に載せてこようとしている。その波は日本にも及んでいる。その圧倒的な意思決定のスピードとの対比が象徴的だ。官民一体となった自動車業界の躍進に期待したいが、UBERなどのシェアリングサービスからの影響が今後大きく出る公算であり、難航は否めないところだ。

《注目記事10選》

【10】

日本にとっても想定以上の成果。輸出で稼ぐ国にとっては同盟国との円滑な外交が求められる。そして、トランプ氏の交渉力の強さはビジネスマンとしての1対1の直談判。ふっかけてくるけど、ちゃんと妥協案を持ってくる。そのギャップで上手く落とし所を探りまとめ上げる手腕は優秀なビジネスマンそのもの。

【9】

東芝ブランドはまだまだ続くのかは正直疑問。これ程、大企業だと潰すわけには行かないのだろうが、メディアも不正会計という表現で粉飾決算とは記述していない。もう末期症状だと思うのだが、未だにこんなことやっているなんて危機感がなさ過ぎだろう。

【8】

日本政府としては珍しいスピード感。技術より法整備が遅れているのは確か。自動運転は諸外国との実用化に向けての競争となりそうなので、官民協力し合って推し進める事案。しかし、自動車事故の死傷者数は多い。自動運転で、もしそのような事故が起こったら大問題になる。慎重に進めて欲しい。そして、事故を無くすことが、この技術に期待する所。

【7】

毎度、渋滞にはウンザリするが、このような道路が整備されれば、渋滞緩和に期待できる。しかし、施設の建設計画時点から官民が協力しなければならないので、現実的には新たな利権化すると思う。これで予算計画を立てるのだろう。

【6】

おそらく、いきなりは無理だろう。段階的に進めるという方が現実的。しかし、利益の出ている大手は実施が可能だが、多くの中小零細企業は経営自体が厳しい。そのなかで、残業禁止、賃金アップ、土日祝休みという当たり前の福利厚生が出来るわけがない。もう仕組み自体がおかしいのだ。そしてそこに大手のシワ寄せが集まり、更なる違法労働が行われるのである。

【5】

健康寿命が伸び65歳を高齢者としていた考えから、70歳へ引き上げられる動きもある。つまり、長く働いて年金受給開始も遅らせるという案が現実的。ロボットによる自動化が必至だが、当面は人の労働年数を上げることでカバーしていかなければならないと思う。

【4】

Facebookの施策が優秀なところだが、日本の中小零細企業のSNSのリテラシーは高くない。ベンチャー企業やネット系の企業に限定されるだろう。しかし将来的にはメジャーになる可能性は大きい。今はWantedlyが競合だが、リクルートもうかうかしていられないだろう。

【3】

動画を観るというのがトレンドになりつつある可能性。Facebookの広告の伸びは新たな場所を開拓することで、更に伸びていく見通しだ。動画による希求が費用対効果の高い広告施策と認識されれば、大きな先行者利益を得る。それがトレンドになるには、動画コンテンツを作成するノウハウも重要だろう。そこにもチャンスがあるように思う。

【2】

FacebookはモバイルアプリからTVのような、より身近な存在になろうと的確なトレンドに乗る力が凄い。そしてブランド力と資金力で、後発でもシェアを総取りしていく勢いを感じる。新規事業の進出は明暗が別れるが、当面失敗知らずの無双状態を続けていきそうである。

【1】

Twitterは世界では使われなくなりつつある。莫大なユーザーを保有しているにも関わらずマネタイズが下手くそなのだ。創業者の理念が社会的なミッションと理想を優先する文化にあり、ビジネスとしての成功と別軸で動いて面が大きい。それが、魅力なのだが、同時にギャップを生み出し経営難航に直面している。ただし、日本では相変わらず人気のサービスなので、Twitterには頑張って欲しいところである。

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金登 大典
KINTO BLOG

日本書紀より伝わる香木伝来の地、淡路島でお香を作っています。写真とコーヒーが好き。 www.kinto.me