Vol.28『時事ネタトピックス』

毎週金曜日発行。話題のニュースを独自目線で解説。

金登 大典
KINTO BLOG
7 min readMar 17, 2017

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《注目記事10選》

【10】

過労死問題を考えると一歩前進。しかし政府主導の働き方改革で日本の低い生産性を上げるという課題解決には至らない。残業代を無くしたら生活がやっていけないというのは、もう構造的におかしくなってしまっている状態。これを是正するには社会全体の大きな取り組みになってくる。会社は適切に利益を出して社員に分配出来る能力がなければ雇用の壁に突き当たるのだから。

【9】

スピード感のある経営の功罪だろう。グレーならやってしまえという精神で他社が躊躇している間にシェアを獲ってしまう。しかし法整備を自ら整えていくという責任感があれば良いのだが、その責任を全うすること無く大企業である自負を甘く見た。これからもDeNAは後始末のスキルだけ高まって、あとで謝れば良いやという主義なのだろうな。

【8】

サラリーマン経営者の判断能力には限界があると感じた。完全なことなかれ主義は問題を先送りにするだけで、誰も責任を取りたがらない。後に残された社員や、新入社員に負担が行くことも考えてのことなのだろうか?これ程の大企業を上場廃止にする社会的影響を考慮してのことだろうが、完全にアウトの案件である。

【7】

ツタヤのビジネスの根源は企画屋であること。レンタルショップはコンビニのようなオーナー制度で、そこに商品を販売するモデルだ。コンテンツを仕入れて売るよりも、自らがコンテンツメーカーになりたいという踏み込んだ方針なのだろうか。自社の商品を全国の販売網に強制的に乗せることが出来れば、強引であるが売上を立てる事ができる。仕入先とのしがらみが発生しない力関係に既にあるのだろう。

【6】

究極の薄利多売かもしれない。給料は悪くないだろうけど、労働時間は長く、近年問題になっているのはアルバイトの雇用が思うように行かず、オーナー自ら店に立つ時間が増えていることだ。働く側からも誰でも出来る労働は安く魅力的に思わないのだろう。無人レジなど「将来この仕事が無くなる」と連想させられる雇用はこの先更に厳しくなりそうですね。

【5】

仮想空間での通貨の流通が本格的に始まろうとしている。Amazon、フリマアプリ、それぞれのポインとは通貨として機能している。それぞれを交換できる環境も整いつつあり、商圏の大きい企業ほど発行する通貨の信用度が高い。その内国家よりグローバル企業の発行する通貨の方が信用度が高いと言われそう。

【4】

一人暮らしで家庭にWi-Fiが無いという環境であれば、このMUSICプランは魅力。データ消費が大きい分、メリットを感じ音楽ストリーミングサービスに加入する切っ掛けにもなりそうだ。SNSと音楽だけしかスマホを使わない、通話はLINE OUT等のアプリだけと割り切ればもうほとんどタダみたいな値段でネットが出来る時代に入っているんだなと感じる。

【3】

自動運転化の環境がどんどん整っていく。話題の案件だがニュースのスピードも早い。将来クルマはパソコンのような存在になる。構造が簡単になる分クルマ版DELLのような組み立てメーカーが現れる可能性もある。その主力となる部品を抑えていく。インテルはARMとの競合に勝つために新しい技術を入れようとしている。どちらが本命になるかは未知だが手札が多いほうが有利だろう。

【2】

アメリカのスピードはもうここまで来ている。問題があってもやり抜く気合を感じる。一方日本では、既得権益の保護という名目が大きくなかなか改革へのスピードを感じにくい。大きく水を開けられることのないようにして欲しいものだが、自動車産業中心である日本では逆に不可能なのかもしれない。

【1】

淡路島もサイクリスト増の影響でちらほらと走っている光景を見るようになりました。自転車レースイベントも開催されるほどになりましたが、増えれば問題になってくるのが、道路は誰のものか問題。税金を払っているのはガソリン税等を納めている自動車ユーザー。それぞれの対立も目の当たりにします。そして衝突事故も。安全でいて、地域に理解される情報交換もキチンと行っていく地道な努力も裏方では大切になってくるのでは無いでしょうか?

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金登 大典
KINTO BLOG

日本書紀より伝わる香木伝来の地、淡路島でお香を作っています。写真とコーヒーが好き。 www.kinto.me