【経営者対談】パートナー長野が振り返る起業家時代とこれから

こんにちは、Samurai Blog 編集部 の坪田です。

今回の記事では、弊社の共同経営パートナーである長野をご紹介したいと思います。

長野は元々はサムライインキュベートのFund3号の投資先企業の起業家であり、2017年7月にサムライインキュベートに参画しました。

現在は起業家の支援から大企業の新規事業立ち上げまで、事業全般に渡ってマネジメントと実業務に従事しています。

今回は代表の榊原と長野の対談を通して、どんな経緯と想いをもって弊社長野が仕事をしているかお伝えできれば幸いです。

ーはじめに:経歴

長野 英章
株式会社サムライインキュベート
共同経営パートナー Chief Strategy Officer

<経歴>
1983年生まれ、大阪府出身。
2010年グルーポン・ジャパンへ入社。ナショナルクライアントチームの立ち上げを行う。
2011年Rocket Internetの旅行系C2C事業Wimduの日本創業チームの立ち上げマネージャーとして、事業開発からPRまでを実施。
同年、ダイマーズラボ株式会社を創業。複数サービスを立ち上げ、VCや上場企業の創業者等から資金調達を実施。
2015年、オプトホールディングとダイマーズラボ株式会社共同で、新規事業の量産に特化した新会社「オプトインキュベート」を設立し、代表取締役COO就任。事業の0→1立ち上げとExit実績、大企業との共同企業、新規事業立ち上げのコンサルティング事業を推進。
2017年7月からサムライインキュベートへ参画。
また、カナダ・オーストラリアにバスケットボール留学経験を持つ。


ー榊原と長野の出会い

坪田:早速なんですが、二人はどういうきっかけで出会ったんですか?

長野:僕がサムライインキュベートを知ったのは海外にいたときで、お世話になっていた先輩のブログで「サムライインキュベートという会社がシリコンバレーに来た」という内容を見たのが初めてですね。

それから日本に帰って自分が起業するときに、登記できる場所を探していいて、たまたまFacebookで「サムライがコワーキングスペースを始めました」という投稿を目にしたんですね。

それで、すぐに見学にいって契約をしました。実は僕がSSIの入居者第一号なんです(笑)

※注:SSI(Samurai Startup Island)
サムライインキュベートが天王洲アイルで運営するシェアオフィス兼コワーキングスペース。

そこで入居者面談があるって言われて、榊原さんと会ったのが初めてですね。

坪田:長野さんの初対面の印象はどうでしたか?

榊原:当時彼は「財団を作りたい」「社会貢献をしたい」と言っていて、僕も同じ様な夢を持っていたので、起業家でそういう風に考えてる人って当時あまりいなかったので、面白いなと思ったかな。

あとは海外に住んでた経験や外資系企業で仕事してたという話を聞いて、僕自身も彼から色々学べそうだなと思った

坪田:その当時「財団を作りたい」と思っていたのは何故ですか?

長野:僕はカナダのバンクーバーに住んでたんですが、向こうは寄付文化やペイ・フォワードの精神が根付いてるんですよね。

チャリティイベントやファンドレイズって日常的に頻繁に行われてたし、財団や社会貢献的な活動というのが日常の延長に自然に溶け込んでいました。

そういうのが純粋に素晴らしいなと思ったし、そういう環境に自分がいて、活動ができたら幸せだなと感じたのがきっかけですね。


ー起業のキッカケ

坪田:なるほど。そこから長野さんが「起業したい」と思ったのは何かキッカケがあったんですか?

長野:財団もそうだけどそもそも「仕組みで世の中を良くする」ということに昔から、興味がすごくあったんですよね。

たとえばバスケで海外に留学したのも「スポーツの仕組みを変えたい」と思ったのがきっかけです。

ITの分野で起業をしようと思ったのはクリス・アンダーソンの「FREE」を読んでからで、それまでは全く知らなかったITとかインターネットの仕組みに触れて興味を持ち始めたのがきっかけですね。

あとは親も自営業なので起業自体は常に選択肢として自然にあったし、起業はあくまで手段だと捉えていたのもあって「社会貢献のための仕組みを作りたい」と考えて起業しました。

坪田:なるほど。榊原さんに聞きたいんですが、当時長野さんに投資しようと思ったのはなぜですか?

榊原:日本は寄付文化とか社会貢献の文化ってちょっと弱いから事業としてスケールさせるには難しいと感じてた部分もあったんですが、それ以上にこの人には夢を追ってほしいなと思ったのと、人材としても魅力的で優秀だと感じたので投資を決めました。

長野:おお、ありがとうございます。


ー印象に残っているエピソード

坪田:投資を受けてから、二人はもう何年もの付き合いになると思うんですが、二人の間で特に印象に残っているエピソードとかありますか?

長野ニューヨークでのSVSですね笑

※注:SVS(Samurai Venture Summit)
サムライインキュベートが主催する展示会、トークセッション、ピッチを行うイベント。

坪田:ニューヨークですか?!

長野:「投資をしてください」と榊原さんに言ったら「いいよ。ただ投資をするにあたって条件が1つある。ニューヨークでSVSをやるからそれに一緒に来てくれ」と言われたんですよね。

それで「行きます」ってすぐ返事して、一緒にニューヨークに行きました笑。

坪田:「投資する代わりにニューヨークに来い」ですか。なかなか聞かないですよね。(笑)

榊原:そうだね(笑)当時、日本から世界で活躍するスタートアップって居ないなと思ってた。ニューヨークは世界的に有名な都市。そこで日本のスタートアップが頑張っていることを伝えたいなと思って、ニューヨークでイベントをやったんだよね。あとは海外拠点も検討していた時で、その調査も兼ねてたかな。

当時印象的だったのが「日本のスタートアップって知ってる?」ってニューヨークの起業家に聞いたら「任天堂と京セラ」って言われて、全然日本のスタートアップ企業って認知されてないなって思って悔しかった

関係ないけど、実はそのときに借りたスペースがいまは有名な「WeWork」の2店舗目か3店舗目だったんだよね。

※注:WeWork
ニューヨークに本社を置く、世界中に起業家向けコワーキングスペースを提供する企業。

坪田:へぇー、そうなんですね!

長野:その頃ってニューヨークが盛り上がる一歩手前というか、リーマンショックがあって、金融から優秀な人がスタートアップに流れていく手前の時期でした。

コワーキングスペースとかもやっといくつか出来はじめたくらい。そういう意味で榊原さんはそういう特殊な嗅覚を持っている人だな、と今までの付き合いを通して思いますね。


ー起業家時代を振り返って

坪田:長野さんに聞きたいんですが、起業家時代での楽しかった思い出と、一方で辛かった思い出とかってありますか?

長野:まあ大変なことは、それこそ失敗しまくったのでたくさんありましたが…。

楽しかったというか嬉しかったのは、リリースしたサービスをユーザーが使ってその反応とかで好意的な意見とかを言ってくれてたり、「毎日使ってます」とかっていうコメントを見たときは嬉しいですよね。

坪田:そうなんですね。

榊原:そういえば当時から思ってたけど、そういう小さいところでもきちんと喜びを感じる部分が彼にはあって、きちんと地道に積み上げていける人間だよね。

バスケにしても、こつこつと努力してきたというのもあるだろうけど、そこがすごい自分には無い部分で尊敬もしている。最後に勝てば良いというだけでなくて、その間もしっかりと積み上げるというのができる人間だなと思っている。

ー榊原が長野を誘った理由

坪田:その話の中の流れで、長野さんをサムライインキュベートに誘った理由もあらためて教えてもらえたらなと思うのですが。

榊原:僕自身は色々なことを素早くキャッチアップして手を出して動いてきたが、悔しい思いもたくさんしてきた。

本当はもっと結果を出したいと思っていたけど自分が思い描いていた程にはなっていない現状があって、そのギャップを埋めるのに彼の力が大きく寄与してくれるんじゃないかと思ってサムライインキュベートに誘った。

他の投資先に対してもコンサルティングという形で支援してきてくれてたので「仕組みを作る」という実力はわかってた。それと合わせて「世の中に貢献する」という方向も同じだったので一緒にやりたいなと思った。

坪田:長野さんの得意な「仕組みづくり」っていうのはRocket Internet時代の影響があるんですか?

※注:長野は2011年にドイツ発インキュベーターであるRocket Internet社の旅行系C2C事業Wimduの日本創業チームの立ち上げを経験。

長野:ありますね。アイディアも大事なんですが、それだけに価値があるかというとそうではなくて、「実行」がとても大事だなと思っています。

Rocket Internetは定量的に伸びているものを見極めて、ヒト、モノ、カネの生産性をしっかりと最大化させて実行するというスタイル。詳細にステップを分解して、フェーズ毎に集中する分野を見極めて事業を作っていくというやり方は非常に参考になりました。

それを踏まえて、自分で事業をしながら失敗からも学びながら、自分なりのフレームワークというのを作ってきましたね。


ーサムライで実現したいこと

坪田:次で最後になるのですが「これからサムライインキュベートとして実現していきたいこと」についてお聞かせいただけますか?

榊原サムライのビジョンである「全人類がそれぞれの幸福で満たされる世界に」を実現したい。そのために事業創造のフレームワークを使いながら起業家の支援をよりブラッシュアップしていきたいし、社内の組織もより強化していきたいと思っている。

長野:僕は榊原さんが作ってくれたサムライインキュベートの「起業家コミュニティ」に助けてもらってきた。シード投資やコワーキングという世の中に当時はなかったものに「挑戦」してきてくれたからこそだと思っています。

榊原さんにしか出来ない「挑戦」というものを一緒にしながら、その上で今まで以上に継続性を持たせたり、より実行力を高めたりという部分で支えていきたいなと思います。

入社決定時の榊原と長野

ー最後に

今回は榊原と長野の対談を通して、長野がどんな経緯と想いを持って会社を運営しているのかお伝えさせていただきました。

サムライインキュベートは「できるできないでなく、やるかやらないか」精神で一緒に世の中にある課題を解決していきます!

起業家として一緒にこれを実現したいという方。あるいは私達の仲間として一緒に実現に向けて動いてくれる方。少しでも興味がある方はこちらからご連絡ください!


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