第2回Batch Programテーマ紹介 〜物流編〜

こんにちは!Investment Groupの岩田です。
今回は「The First Movers」Hands “in” Batch Programの第2回開催を控え、募集テーマの一つである「物流」についてお話しします。
(「The First Movers」についてはこちらの記事をご覧ください。)


募集テーマ「物流」で捉えている領域

今回の募集テーマとしての「物流」ですが、いわゆる「物流事業」だけに限定しておらず、物流業界にある課題を解決する事業や、テクノロジーを使って物流をより良くする事業を含む物流関連事業案をお持ちの方にも、ぜひ応募いただきたいです!

が、僕は物流業界に身を置いたことがないので、今回はVC視点で、物流課題や事業をどう捉えているかをお話ししたいと思います。


考え方の一つの例ですが、物流業界の課題と事業を”マクロトレンド”から考えた時、例えば、近年話題の「宅配クライシス」の原因の一つ「宅配便取扱個数の増加」があります。下図は過去20年間の年度ごとの宅配便取扱数の推移です。

※出典:国土交通省平成29年度 宅配便等取扱個数の調査及び集計方法

見てみると、直近10年間の2008年度〜2017年度では10億個以上増加し、増加率は約32%ですが、さらに遡って1998年度から20年間で見ると、約24億個増加し、増加率は約132%にもなります。この背景にはインターネットが普及し、ネットショッピング等でのECの拡大が大きく挙げられると思います。これは、宅配便を介さず届けるようないわゆる「どこでもドア」のようなものでも現れなければ、減少することはないでしょう。

こういった事象から発生する「宅配便取扱個数の増加」によって、下図のようにバリューチェーンにおける様々なポイントで頻度・時間・コストが上昇することが考えられます。

例えば、荷物仕分けの頻度とコストが増えることで、仕分けの効率化需要が高まることが想定できるので、倉庫などの物流でのロボティクス事業等が考えられますし、再配達による負担が増加するため、再配達を減らしたいという課題が出てきます。そこで、置き配で解決といった事業が考えられるわけです。

こうして1つのトレンドに対して考えるだけでも、バリューチェーンにおいて集荷より前の設備投資レベルからラストワンマイルまで様々な課題が出てきますし、トレンドやテーマが変わればさらに違った課題も出てくるでしょう。

上記のように、トレンドに関係なくバリューチェーン全体でざっと考えてみても、物流拠点や保管場所などの物理的な課題もあれば、人的リソースやドライバーの健康などソフト面も含めて、多くの課題と事業アイデアが出てきます。とはいえ、僕よりももっともっと具体的に細部まで物流の課題を捉えている方もたくさんいらっしゃると思います。そういったところも含めて、今回のBatch Programでは物流の領域として考えています。

もし、その課題をどのように解決して事業にするか悩んでいる方は、AIなどの「テクノロジー」やシェアリングなどの「ビジネスモデル」をかけ合わせて考えると、より着想しやすいと思います。

ちなみに、上図にある事業例の中で、弊社が投資はしていませんが倉庫シェアリング事業は既にSOUCOがあったり、置き配事業はOKIPPAがあります。個人的にどちらも好きな事業です。(余談ですが、不動産スタートアップで働いていたこともあったせいか、目に見えるものがある事業が好きなんですよね。)


「The First Movers」参加メリット

今回も第1回と変わらず、事業立ち上げ〜検証をハンズインで伴走することに加え、大手企業の方々にメンターとして参加いただきます。つまり、弊社のスタートアップ事業立ち上げノウハウ×大手企業の知見で全力伴走するプログラムなんです!

【メンター参加企業】
京浜急行電鉄株式会社、住友生命保険相互会社、セイノーホールディングス株式会社、ダイキン工業株式会社、前田建設工業株式会社、株式会社丸井グループ、株式会社モノフル

ご覧の通り、物流領域では、セイノーホールディングスさんやモノフルさん(GLP子会社)にも参加いただいています。弊社6号ファンドの出資企業でもあるのですが、このファンドでは出資企業と投資先スタートアップが互いにWin-Winになる協業を積極的に推進しています。なので、業界トッププレーヤーである2社とのプログラム中のディスカッションはもちろん、プロの視点からアドバイスをもらえる絶好の機会です。さらに将来的に協業やオープンイノベーションする可能性があるスタートアップに伴走したいとも考えていますので、もしかしたら自分にもチャンスがあるかも?と思われた方はぜひご応募ください!

第1回Batch Programの様子

最後に

最後までお読みいただいた方、ありがとうございました!
今回は大手企業ともタッグを組みながら全力で伴走しますので、共に物流業界の課題を解決してアップデートしましょう!
「The First Movers」Hands “in” Batch Programの応募はこちらから。お待ちしています!

<サムライインキュベートへのお問合わせはお気軽に!>
・企業内新規事業立ち上げノウハウを知りたい
・オープンイノベーションの話を聞きたい
・新規事業立ち上げの社内ワークショップを開催して欲しい
・シード期における資金調達の相談をしたい
など