投資領域「フィンテック」研究

〜ファイナンシャル・インクルージョン編〜

こんにちは、Investment Groupの岩田です!

弊社6号ファンド及び第2回Batch Programの領域を連続してご紹介していますが、今回はフィンテックです。 リテールテックの回と同様に、LPとして弊社6号ファンドに参画いただき、第2回BatchProgramでメンターとなる丸井グループさんから、弊社に出向している佐伯さん(通称さりーちゃん)に紹介してもらいます。 小売業とフィンテック事業が融合した独自のビジネスモデルを有する丸井グループさんならではの視点で、領域について紹介したいと思います!

フィンテック領域の業界理解のヒントや、応募にあたっての参考にしていただけたらと思います!


こんにちは、佐伯さやかです。「さりー」とお呼びください。 前回、「リテールテック」領域についてご紹介しましたが、今回はもう一つ注目している領域「フィンテック」についてお話ししたいと思います。

丸井グループはクレジット事業キャッシング事業家賃保証サービス事業証券事業債権回収事業少額短期保険事業を有しており、こうした背景から必然的にフィンテックには注目しています。金融業界には幅広いプレーヤーが存在しており、そうした中、今回は限られた範囲ですが、丸井グループが現在の金融業界の課題をどのように捉え、フィンテックを活用しどのような世界を実現したいと考えているのか、をご紹介させていただきます。


現在、金融サービスにまつわる社会課題として、諸外国と比較し低いキャッシュレス比率や金融リテラシー地域金融の低迷情報が金融業者側ばかりに集まり顧客に行き渡っていない情報の非対称性など、様々な課題が存在していると言われています。また現在、金融サービスの多くはごく一部の富裕層対象に偏っており、そうでない人々、特に若年層がお金にまつわる不安を抱えているという実態があります。

内閣府の「国民生活に関する世論調査」(2017年6月)によると、6割近くの若者が将来のお金について不安を抱えており、貯金や節約に励んではいるものの、投資については「よく分からない」「怖い」といった理由で、資産形成はほとんど進んでいない状況です。

一方で、日本は先進国の中でも金融資産に占める現預金の割合が最も高く、その額は900兆円にも及ぶと言われています。そのため、金融資産の伸びが諸外国と比べて低く、金融庁は「貯蓄から資産形成へ」の流れを進めようとしています。

こうした背景をふまえ、丸井グループは2019年3月に証券事業に参入し、「tsumiki証券」を設立しました。これまで、ごく一部の富裕層向けに提供されてきた資産形成のサービスを、若者を含めたすべての人にご提供することをめざす証券事業です。こうした事業を通じて若年層のお金にまつわる将来の不安を解決したいと考えています。

参照:tsumiki証券公式HP(https://www.tsumiki-sec.com/

このサービスは、若者だからこそ長い時間をかけてつみたてることができる「つみたてNISA」対象の投資信託に特化し、月額3000円の少額から、日本初のカード 払いで投資できるサービスです。また、マルイの店頭で、お金について気軽に相談したり学ぶことができる場を設けています。

丸井グループは年齢・職業・収入に関わらず、特に若者を中心とした「すべての人」に金融サービスを提供したいという強い想いを持っており、これを、ファイナンシャル・インクルージョンというミッションに掲げています。

[丸井グループが考えるファイナンシャル・インクルージョン]

(丸井グループ 2017年3月期第2四半期決算説明会資料より)

他社の事例で、フィンテックやファイナンシャル・インクルージョンの視点で注目しているのは、非常に有名ですが、中国のアリババグループ子会社のアント・フィナンシャルが展開している、アリペイです。

高級店から街中の屋台に至るまであらゆる場で、スマホ一つで支払いができる決済機能を展開したり、多くの人が信用情報を持っておらずまともな個人貸付や年金・医療保険などが受けられない状況下、独自のデータをもとに「芝麻信用(ジーマ・クレジット)」スコアを開発し、個人で信用が積み上げられる仕組みを作ったりと、まさに全ての人に金融サービスを提供している企業だと思います。

参照:アリババジャパン公式HP(https://www.alibaba.co.jp/service/alipay/

またアリペイのアプリは、あらゆる場面での決済機能はもちろんのこと、投資、貯蓄、保険、寄付、家族や友人への送金など、お金に関わる幅広いメニューを設けています。簡単で使いやすいだけではなく、ゲーム的なお楽しみ要素も散りばめられており、毎日思わず利用したくなる仕掛けもされています。こうして日々ユーザーのデータを収集し、それをまた新たなサービス開発や、ユーザビリティの向上などにつなげています。


ディスカッションWEEK当日は、私さりーの他に、実際にフィンテック事業にも携わってきたメンバーも参加します。皆様のアイデアや企画案を受け、これまでのクレジットカードを中心とした金融業に関する知見と、これまで培ってきたお客様視点もふまえた対話をさせていただけるのではないかと思います。

テクノロジーによって、これまでの金融業界における社会課題を解決し、よりフラットでスムーズな金融業界への変革ができるのではないかと考えています。

ぜひ、様々なアイデアや視点、そして熱い想いをお聴かせください。皆様のご応募を心よりお待ちしています。


以上、さりーちゃんでした! 現在の金融業界においてどんな課題があるのか、今後どういった人の課題を解決しようとしているのか、実際に事業に携わっている方ならではの捉え方が参考になりました。

皆様からの、フィンテック領域での新しいアイデアや、課題解決していく事業の提案を、「The First Movers」にてお待ちしています!ぜひご応募ください!


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