つくば市北条の「つくばワイナリー」まで、ちょっとお手軽バカンス

筑波山の山のふもとでも、美味しいワインのブドウが栽培されている

だいぶ前のことになってしまいましたが、2016年9月28日に開催された、「インスタントバカンスツアー#1「つくばワイナリーで収穫体験ピクニック!」」に参加してきました。

主催団体の活動に興味がわいてきたことと、地元にワイナリーがあるということを知り実際に見てみたかったのが参加のきっかけ。パソコン、カメラ、スマートフォン、車のハンドルばかり触っている私にとっては、きがるに自然に触れられる機会でもありました。

インスタントバカンスプロジェクトについて

筑波大学大学院で地域ブランディングを専攻している学生さんがディレクションしている「インスタントバカンスプロジェクト」。インスタント(手軽+ローコスト)なバカンス(自然+ゆったり)を実践、推奨していくのがプロジェクトの趣旨。

つくば市役所とつくば大学が共同でつくば市をプロモーションしていく事業の一つでもあるそうです。

収穫に向かう参加者たち。初対面な同士な人もいて、まだ打ち解けていない様子。
絞った葡萄の果汁を堪能中

葡萄の収穫と葡萄しぼり体験

体験させていただく場所は、筑波山のふもとにある「つくばワイナリー」の葡萄畑。緩やかな傾斜のある土地に、塀のような形に成長した葡萄の木(垣根仕立て、というそうです)が規則的に並んでいました。テレビや雑誌でしか見たことない景色。まさか地元で見られるとは。

収穫についてレクチャーしてくださったのは、つくばワイナリーの木下さん。

深い紫色になった葡萄ならどれを収穫してもよい、というわけではなく、「虫たかってるのはダメ。」「傷んでいる実をとってからカゴの中へ。」「判断にまよったら食べてみる。食べておいしくないやつは、どうしてもおいしくないです。おいしいやつは美味しいワインになる。」とのこと。

ゆっくりのんびり、参加者同士でおしゃべりを楽しんだり、ときどき葡萄の実をつまみ食いしたりしながら、「メルロー」「マルスラン」という品種を収穫しました。

筑波山のふもとに広がる葡萄畑。面積はおよそ2haほどあるそうです。
収穫方法について説明してくださる、つくばワイナリーの木下さん。穏やかな口調で教えてくださる一方で、その手元は迷いなく動いていました。
収穫半分、おしゃべり半分で、ゆっくりと楽しみながら葡萄を摘んでいく参加者たち。ただし、実際の仕事となると「こんなペースじゃ終わらない」とのこと。
黄緑と深紫のツートーンカラーが綺麗ですが、黄緑の部分、そして虫食いの部分は、カゴに収穫する前に取り除いてしまいます。

収穫の後は、葡萄絞りを体験。方法は、いたって単純。タライの中に葡萄を房ごといれて、ビニールをかぶせて、綺麗な長靴をはいて、上から踏むだけ。食べ物を踏みつけるというめったにできない体験に、みんなのテンションも上がり気味。

自分が踏む番になると、最初はなんとなく罪悪感を覚えましたが、踏みしめていくうちに、自分はワイン造りの一工程を担当しているんだなあ、と思いこんでいくようになってきました。

踏み続けるほどに実がつぶされ、果汁があふれ、ほんのりと漂ってくる葡萄の香り。化学香料には無いやさしい香りでした。

収穫した葡萄。のんびり作業していたわりには、たくさん収穫できました。
葡萄を絞る方法は、文字通り「踏みつける」こと。葡萄に足を乗せるときは、少しだけ罪悪感。
つぶれた実から出てきた果汁。当然、着色料一切不使用の自然の色。
ザルなどで皮をこしたら、いよいよ試飲。想像していた葡萄ジュースの味よりも、ずっと深みがあり、砂糖とは違う優しい甘さがありました。

葡萄の収穫&葡萄しぼり、というアウトドアな体験でしたが、参加者側として準備するものといったら、動きやすい服装と軍手ぐらい。
運営側がしっかり準備してくださったこともあり、気軽に参加できる「バカンス」でした。
また、見落としがちな地元の魅力的な人や場所に出会えるきっかけとしても、素敵なプロジェクトだと思います。

関東平野の中とは思えないロケーションのつくばワイナリー。地元にいながら非日常な景色を味わうにはぴったりな場所かもしれません。
曇り、晴れ、小雨を行ったり来たりする不安定な空模様でしたが、バカンス中は天気も持ちこたえてくれました。