クラウド時代のタスク管理の技術
この本は、売れ行きに比して話題になりました。
どちらかと言えばログよりプランニングに偏っていたとは言え、タスクシュートをここまで徹底的に表に出したビジネス書は、それまでなかったので、何か異様なことをやっている人間がいる、ということで話題になったわけです。
東洋経済さんはよくぞこの本を出版してくれた!
これが本書を読み終わった後の率直な感想だ。
こういう表現が正しいかはわからないが「普通なら出ない」そういう類の本であることは間違いない。
最初に書いておくと、本書はかなりマニアックな内容である。
佐々木氏とは何度かお会いしたことがあるのだが、彼はそーとー変な人である(褒め言葉)
私自身も「変な人」になることを目指してはいるのだが、いかんせんまだまだ付け焼き刃の変人で、まだまだ彼には遠く及ばない。
そんな「変な人」が「タスク管理」について書いた本。
これが、めちゃめちゃ面白かった。
とても好意的でありがたい書評ばかりなのですが、「そんなに自分は変に見えているんだろうか?」と心配になるところもありました。
きわめて普通のことをやっているつもり、とは言わないにしても、「いまくらいの時代になってきたら、自然にやれる範囲内で手を打つべきところは手を打つ必要があり、このくらいまでは可能な範囲」というスタンスではあります。
いま、この本にあるとおりやって欲しいとは思いません。Toodledoを使う必然性は、「たすくま」や「タスクシュート・クラウド」の登場で下がっています。
ただ、本書はKindleUnlimited対象なので、頭の3章くらいを流し読みしていただくと「タスク管理」の固定観念が少しゆらぐのではないか。いまはそれを読者に期待したいと思っています。