セキュリティキーとして、Androidスマートフォンを使おう―Googleアカウント編

Letticia
Satsangah
Published in
5 min readMay 25, 2019
Photo by bruce mars on Unsplash

Android スマートフォンが、Googleアカウント ログイン時のセキュリティキーとして使えるようになりました。

今後対応するサービスが増えていくと思いますが、今日時点ではGoogleアカウントのログイン時、またChromeブラウザだけのようです。

今回はAndroidスマートフォンをセキュリティキーとし、2段階認証の2段階目として扱う方法です。

まずはGoogleアカウントにセキュリティキーとして追加する

こちらの手順1をやってみましょう。以下は「すでに2段階認証が設定されていて、そこにセキュリティキーを追加する手順」としてスクリーンショットをお見せしますね。

まずは「スマートフォンの組み込みのセキュリティキーを追加」から「追加」ボタンをタップし・・・

使ってるスマートフォンを選択します。

確認画面が出てくるので、「追加」を押しましょう。

2段階認証で用いるセキュリティキーとして、自身のスマートフォンが追加されました。

実際に使ってみよう

では実際にスマートフォンをセキュリティキーとして用いてログインしてみましょう。

ここでは、ChromebookのChromeブラウザを用いて試します。Chromeのアイコンを右クリックして、新しい「シークレットウィンドウ」を開き、これを使いましょう。

シークレットウィンドウではGoogleアカウントから(もっと言うと他の諸々のWebサービスからも)ログアウトした状態なので、ここでGoogleのサイトにアクセスし、右上のログインボタンを押下します。以下は通常通りIDとパスワードを入力したところから始まります。

Chromebook上、ブラウザ上部からの表示

パスワード入力直後、上からこんな表示が降りてきます。スマートフォンを開いてみましょう。ちなみに左下の「別の方法を選択」をクリックすると、他の手段(アプリとかUSBで接続するセキュリティキーですね)も使えます。

さてスマートフォンを開いてみましょう。

スマートフォンでの表示

これってほんとに貴方の操作ですか?と聞いてきます。自分の操作で間違いなければ「はい」をクリックしましょう。

スマートフォンでの表示

くるくると読み込みが入ります。無事動作して確認が完了すると、スマートフォン側はホーム画面に戻ります。下の方にちっちゃく、「ログインを許可しました」と表示されているのがわかるでしょう。

ここでChromebookの方に目を戻してみましょう。

Chromebook上での表示

2段階認証プロセスが完了した、と表示がでています。「次へ」をクリックすると、ログインが完了します。

これにどんな効果があるの?

IDとパスワードだけでもメンドくさいのに、さらにメンドくしてなにか意味あるの?と思うかもしれません。

ですが考えてみてください。Googleアカウントがもし乗っ取られたらどうします?悪意ある人に、メールは見られる・勝手に送られる、予定もバレる、アドレス帳から交友関係が割れる、写真も全部見られる、ちょっと考えただけでも被害は甚大です。

こういうことが起きないよう、自身のアカウントはしっかりと、かつ強固に保護しなければいけません。これにとても効果的なのが、2段階認証の設定です。

※なおこの2段階認証は、毎回必ず要求されるわけではありません。通常の利用であれば滅多に再認証要求されないので、最初に思うほどメンドいものではないです。

今回の記事の設定を施すと、パスワードに加え、スマートフォンを持っていないとGoogleアカウントにログインできなくなります。ID/パスワードのみでの認証よりずっとずっと安全になるので、是非設定し、利用してみてくださいね。

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Letticia
Satsangah

Engineer at National Institute. /Buddhist Monk (Jodo Buddhism).