データ集計や分析を業務とする人なら、Jupyter Notebook を自分のマシンでゴリゴリ動かしてるんじゃないかと思います。もちろんGoogleが提供してくれている Colaboratory でもいいのですが、データをローカルにおいて分析したいこともありますよね。あとPythonのお勉強にも適していると思います。ちょっと書いて動かして、結果を見ながら進められるので独習にぴったりです。
今回は、ChromebookでJupyter Notebook を動かすお話です。データ分析に使いたい方、Pythonのお勉強に使いたい方、試してみてください。インストールして以降の使い方は、下記の本、僕も買って読んだのですが、おすすめです。
なおこの記事は、自身のChromebookでLinux(ベータ)が動作していることを前提とします。
インストール
まずはAnaconda をインストールします。Pythonに加えて、いろいろなライブラリ(統計処理に使ったり、グラフを書いたりするのに使います)や、Jupyter Notebookなども一緒にインストールしてくれます。
注意点としては、Linux版であること、あと特別な理由がない限りはPython3(2019/05/14時点ではPython 3.7)の方をダウンロードすることですかね。
ダウンロードすると、やたらでっかい ~~.sh ってファイルがあるので、それをターミナルから実行します。
$ bash Anaconda3-2019.03-Linux-x86_64.sh
ライセンス利用許諾の確認とか、この場所にインストールしていいか?とか、Anacondaでインストールした諸々のツールを優先して使うようPathの設定を変更していいか?とか聞かれますが、よくわかんなかったらYesです。
※Pathの設定まで変えるか?って点は議論になると思いますが、疑問に思うくらい詳しいのであれば、ここは「自分流」で設定してください。
けっこう時間かかりますが、Chromebookが頑張ってインストール処理を勧めてくれます。
.bashrc にいろいろAnacondaが書いてくれてるので、読み込んでおきましょう。
$ source .bashrc
Jupyter Notebookを起動する
さてちゃんとインストールできたら、早速起動してみましょう。
$ jupyter-notebook
ターミナルには、このファイル開くかURLをアドレスバーに入力してね!って出てきて、自動でファイルの方を開こうとしてくれるんだけど、多分not found って出ると思う。
URLの方をコピーしてアドレスバーに貼り付けてみると、Jupyter Nootebookのホームに出るはずです。
http://localhost:8888/?token=(ここの文字列も含めてコピー&ペースト)
ホームはファイルブラウザになっているので、既存のノートを開くなり、新しく作るなりして遊んでみましょう。