YosemiteのClouds Restに登る
初めてYosemite国立公園に行ったのは2011年の3月なのだが、どこに行けばよいのかちゃんと調べていなくて、滝は流れておらず、スケートリンクもCurry Villegeも閉鎖という、残念な体験だった。
というわけで、人に誘われてリベンジすることにした。
ベイエリアでのハイキングは初めてだ。日帰りで、目指すのはClouds Restという山一つ。他のことはしない。
装備
- 服装: Tシャツ、パーカー、短パンがあればよいと思う。Sports Authorityの閉店セールで靴とキャップを買った。
- バックパック: 軽いものがよい。
- 食糧: 水、トレイルミックス、バナナなど。不安なので1.5Lくらいの水を持って行ったが、もう少し軽くてもよかったかもしれない。
- トレッキングポール: 必須ではないがあると楽。
- 日焼け止め・サングラス: 任意。
- 虫よけ: 持って行かなかったことを後悔した。
行程
- 5:50 | サンフランシスコを車で出発
- 8:00 | Grovelandの山腹のカフェで朝ごはん
- 10:30 | 迷ったりしながらTenaya Lakeのほとりに駐車
- 10:40 | 登山開始
- 15:00 | 山頂到着, 休憩
- 15:50 | 下山開始
- 19:20 | Tenaya Lakeに戻り, 帰る支度をする
- 20:30 | 120号線沿いで駐車して日没を鑑賞(まだYosemite公園内)
- 22:20 | Oakdaleのデニーズで晩ごはん。独立記念日の花火を見る
- 23:20 | 帰路へ
- 25:00 | 帰宅
こんな感じで一日中外出していた。全体的に(自分が伸ばした部分もあるが)割とのんびりした行程だったのでもっと縮められる可能性はある。山頂には普通もう少し早くつくようである。
どれくらい歩いたのか
Nexus 6PのGPSトラッキングは以下のようになっていた。Wikipediaによれば全路14.5マイル(23.3km)、高度差 540m(ただし途中でいくつか峠を越える)のトレイルとなっている。山頂の高さは3027mだ。

ちなみにどれくらいの道のりだったのか、普段ハイキングしない人のために比べてみた。AT&T Parkから出発してChina Town, Fisherman’s Wharf, Presidioを抜けてGolden Gate Bridgeを渡って、そのまま同じ道を帰ってくると片道7.8マイル、往復15.6マイルということになるようだ。サンフランシスコを歩いたことのある人ならわかる通り、坂道を選ぶのは難しくないから、これで少し伝わるだろうか。

東京だと駒場から本郷まで歩けば少しは坂もあると思うが、往復で21.8km程になるそうである。なんだかこう書くと意外に歩けそうだ。

実際は登山・下山はかなり辛かった。以下が克服できればそれなりに楽になりそうだ。
- 頭痛: これは気圧差の影響かもしれない。
- 筋肉痛: ときどき立ち止まって、痛む筋をストレッチすると効果があった。
- 心拍・呼吸: 無理のないペースで。
- 道に迷う: もし仲間を見失ったらすぐに声を上げたほうがよい。万一クマに出会ったら死んだふりをしないで石を投げつけるのがよいそうである。
- 虫が多い: 普段ほとんど目にしないので甘く見ていたが、これが曲者だった。一メートル進むごとに一匹は蚊が体に止まっているのに気づくくらいのレベル。終盤は、右手に借りたトレッキングポール、左手に帽子をもって秒単位で追い払い続けるゲームをやっていた。歩いている間は恐らく頭部と両腕へのダメージが大きいので、フード付きパーカーを着ると結構防げる。半袖でいくなら虫除けが欲しい。もっとも、効くのか知らないが。

とくに登りの間は辛すぎて思考が止まり、別に好きでもないトップガンのテーマが何故か脳内でループしていた。逆に言えば、持ち物には音楽プレーヤーを加えるべきかもしれない(T-Mobileは行程の大部分で圏外である)。

なぜそこまでして登るのか
誘ってくれた人たちの動きはやはり慣れを感じさせる。自分はもともとの歩きが遅いのもあるが、何回もすぐに離れてしまった。彼らは基本体力もあるし、初見の道でも迷わないし、一歩一歩の素早い選択からバランスを崩した時の姿勢復元まで最適化されているのだろう。
もちろんこのようなスピードや効率を考えて進めるべき仕事もあるが、時間をかけてでも達成することに意味があるような挑戦もある。最近話題のgritというのはこういうことかもしれない(し、違うかもしれない)。

体力勝負は基本的に苦手だし嫌いなのだが、それでも登ってよかった。近場ではHalf Moon BayやDeath Valleyの眺めも是非といいたいところなのだが、このハイキングのご褒美はやはりドライブだけでは得られない360度の絶景だろう。本当に視界が最高ならなんとハワイまで見えるのだとか。ああ、一番大事なモノをMediumで伝えられないとは残念だ。とにかく健康な足があるなら、自分で一度登ってみることをおすすめしたい。
なお、この日のClouds Restに、雲はほとんどなかった。

おまけ
