Animoca Brands、メタバース標準を開発するDAOを立ち上げ

(Decrypt和訳)

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バーチャルワールドの相互運用性を確保するためのこの取り組みには、Web3の著名人が何人も参加しています。

By Jason Nelson

2022年7月23日

Web3企業のアライアンスは、OMA3(Open Metaverse Alliance for Web3)と呼ばれるオープンでボーダレスなメタバースを構築するために集結しています。同グループは、ユーザーが所有する情報の自由を保つなど、新興のメタバースにおける重要な課題を解決することを目的としています。

Animoca Brandsとのアライアンスに参加するプロジェクトとして、Alien Worlds、Dapper Labs、Decentraland、Star Atlas、The Sandboxなどが含まれます。Animocaと既に連携しているWeb3プロジェクトに加え、DAOフレームワーク開発のWivity、バーチャルリアリティゲーム開発のSpace、ブロックチェーンゲーム開発のUplandがこのアライアンスに参加しています。

ブロックチェーンをベースとした新しい組織の発表は、Metaverse Standards Forumとして知られる別のメタバースアライアンスの発表の後に行われました。このグループの創設メンバーには、Microsoft、Meta(旧Facebook)、Alibaba、Sonyなどが含まれ、ユーザーにデータを保持させたり、アプリケーション間で自由に転送させたりすることを得意としない企業が名を連ねています。

OMA3は、それとは異なるアプローチを目指しています。

OMA3はブログで、「私たちは、個々のプラットフォームが相互に接続され、完全に相互運用可能な、抑制的な壁のないメタバースを信じています」と述べています。

同団体は、ブロックチェーンを利用したメタバース企業すべてにアライアンスへの参加を呼びかけているといいます。

OMA3 によれば、DAOとして知られるこの新しい分散型自律組織は、包括性、透明性、Web3 原則に導かれて、コンソーシアムとして運営されるとのことです。

DAOは基本的に、Web3ツールを使ってメンバーを組織化し、コントロールの幅を広げるオンラインコミュニティです。DAOは多くの場合、暗号資産やトークンを使ってメンバーにインセンティブを与え、意思決定を管理します。

「私たちが作成する標準規格は、真の所有権とリアルタイムの相互運用性という目標に導かれています」と、同グループは述べています。

OMA3は、デジタル資産、アイデンティティ、データがプラットフォームではなく、ユーザーによってパーミッションレスに制御される統一システムとしてメタバースが運用されるよう、アライアンスのインフラを構築すると述べています。

またユーザーは自分の資産を所有し、個々のプラットフォームの許可なく、どのOMA3ワールドにも自由に転送することができると主張しています。

Animoca Brandsは、SANDトークンやREVVトークンを生み出し、The SandboxやCrazy Kingsなどの人気ゲームを公開しているデジタルエンターテインメント、ブロックチェーン、ゲーミフィケーションの会社です。またWeb3大企業であるOpenSea、Axie Infinity、Dapper Labs、Star Atlas、Alien Worldsへの投資をアピールしています。

今月初めには、Liberty City Ventures、Kingsway Capital、Alpha Wave Venturesなどから出資を受け、オープンなメタバースというビジョンに向けて$75Mを調達したと発表しています。

Animoca Brands社の共同設立者兼執行会長であるYat Siuは、「デジタル財産権は、社会を定義する世代交代であり、オンライン上のすべての人に影響を与え、オープンメタバースの出現の舞台となるでしょう」と声明で述べています。「Web3業界と真のデジタルオーナーシップの分野でAnimoca Brandsのリーダー的地位を確固たるものにするために、投資家の皆様から引き続き強い支持を得られたことを深く光栄に思います。」

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原文:

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