Database Engineering Meetup (DBEM) を企画し、第一回を開催しました

日本のデータベースコミュニティをもっと盛り上げるべく、Scalarのメンバーが発起人となり、Database Engineering Meetup (DBEM) なるミートアップを企画し、昨年末に第1回を開催しました。

DBEM とは

データベース関連の幅広いテーマに関してゆるく話し合う会です。産業界・学術界の方から講演していただき、データベースに関わる・もっと関わりたい方々が楽しめる場としつつ、日本のデータベースコミュニティをもっと盛り上げる場にできればと思っています。

データベースやデータベースを用いたアプケーションの開発・運用に興味がある方(例えば、データベースおよびそのアプリケーションの開発者、DBRE/SRE、データベース関連の研究者および学生など)を主な参加対象者としていますが、これらの方々に限定せずに、様々なバックグラウンドの方が参加できるコミュニティにしていく予定です。

なぜ新しいミートアップを開催したのか

もっといろんなミートアップがあった方が日本のデータベース業界をさらに盛り上げることができると単純に思ったからです。あえて言うとすると、学術界と産業界に少し距離があると感じているので、DBEMを介してその距離を縮めていきたいと思っています。Scalarは日本から世界に向けてデータベースミドルウェア製品を開発しており、その製品の新規性に関する学術論文をVLDB*で発表したりと、産業界と学術界の両方で活動していますので、我々こそがもっと何かすべきではないか、という思いもありました。

*VLDBはデータベース、データ工学の領域における世界最高峰の国際会議です。ScalarはScalarDLに関する論文(論文リンク)をVLDB’22で発表し、ScalarDBに関する論文(論文リンク)をVLDB’23で発表してきました。

第一回について

昨年末に「データベースアーキテクチャ」というテーマのもと、第一回を開催しました。トレジャーデータの古橋さん、NTTデータの小林さんという豪華なゲストにも講演していただき、Scalarからも山田が発表しました。オフラインでは70名程度、オンラインでも200名程度参加いただき、大変盛況な会にすることができました。(会場提供をいただいたSmartNewsさん、誠にありがとうございました。)
当日の講演スケジュールや講演内容に関してはconnpassのページYouTubeをご参照ください。(当日の録音で単一指向性マイクを使ったからか、発表者以外の会場の声が全然録れておらず、会場の雰囲気がちょっと伝わりづらいです。。)

今後

今後は2,3ヶ月に一回のペースで開催していく予定です。前回の改善点を踏まえて、より良い会にしていきますので、ご興味あればぜひ次回以降ご参加ください。

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Hiroyuki Yamada
Scalar Engineering (JA)

CTO of Scalar, Inc. Passionate about parallel and distributed data management systems.