カンボジアの子どもの笑顔が素敵な理由

Kenji Nakamura
SD-LAB
Published in
4 min readJul 23, 2016

「子どもがかわいすぎる!」
「子どもの笑顔がサイコー」

カンボジアに初めて訪れた人がよく抱く感想です。確かに、カンボジアの子どもの笑顔は最高です。僕もそう思います。

とはいえ、子どもの笑顔がかわいいのは日本も同じです。いや、世界中同じだと思います。それなのに、なんでカンボジアの子どもの笑顔がこんなに私たちの印象に残るのでしょうか?

それは、

カンボジアの大人がよく笑うから

じゃないかなと。

よく笑うだけじゃなくて、大人が子どものように屈託のない笑顔をするんですよね。「参りました!」という笑顔です。

カンボジアでは、こちらからニコッと微笑みかけると相手もニコッとしてくれます。大人も子どももニコッと返してくれます。日本でそれをすると、ちょっとイタイ人ですよね。全部が全部そうじゃないけど、日本で知らない人にニコッと微笑みかけるのって、雰囲気的に結構難しい。特に都会ではそう。

子どもは大人や社会の写し鏡です。だって、周りの大人を見て育つわけですから。

ちなみに、こういう話をするとすぐに、カンボジアは物質的には貧しいけど心は豊か、日本は物質的には豊かだけど心は貧しい、という話をされます。僕としては、こういう二者択一の議論は、わかりやすいけど、何も生み出さないし、ともすれば思考停止に陥ってしまうと思っています。
カンボジアは貧しいから支援が必要だ、いや、カンボジアは豊かだから支援なんて必要ない、という二者択一の議論も同じです。この二者択一の議論については、別のところでお話しするとして、ここで伝えたかったのはこういうことです。

カンボジアの子どもは笑顔がいいなあ、
それに比べて日本の子どもは・・・

と思うぐらいだったら、

僕らがもっと笑おう。
笑顔を大事にしよう。
そのために心を整えよう。
自分らしく生きようってことです。

世界を変えたいなら、まず自分から。
ですよね。(自戒を込めて)

すべての変化は自らの内面の変化から起こる
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