ファシリテーションをするときに一番大事なことは？

カンボジアに学びに来た学生から受けた質問

「ファシリテーションをする時に一番大事なことはなんですか？」

そんな質問を、大学のゼミ研修ツアーに参加している大学生からもらいました。彼女に答えた僕の質問はこうです。

ファシリテーターにとって最も大切なのは、その人や場の力、可能性を信じること。それがなければ、知識やスキルがいくらあっても機能しない。

ファシリテーションの場は生き物。感情や想いをもった生き物の関わりあいに、ある種の介入をするわけだから、相手のことを信じずにスキルで対処したら、必ず相手に伝わります。そして、それはその人の気づきや学びを邪魔します。

じゃあ、どうやったら、人の力や可能性を信じるにはどうしたらいいのか？

言葉にするのは簡単だけど、実践するのは簡単じゃない。そのためには、まず自分自身のことを信じられていないといけない。じゃないと、相手のことも信じることなんてできやしない。

じゃあ、どうしたら自分のことを信じられるようになるのか？

そもそも、自信ってなんなのか？自尊心ってなんなのか？自分のことを信じる、自分を好きになる、自分を認めるってなんなのか？

ここが理解できるようになると、ずいぶん生きるのが楽に、楽しくなる。いろんな挑戦ができるようになる。

じゃあ、「理解する」にはどうしたらいいのか？

それは単に誰かに知識として教わるだけでなく、探求し続けること。

じゃあ、探求し続けるにはどうしたらいいのか？

といった、問いを自分に出し続けている今日この頃。人生って、どんな問いを自分の脳に出すのかで随分変わるんだろうなあ。

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