コピービジネス?Rocket Internetとは
ロケット インターネットは、2007年設立ドイツ拠点のインキュベーターである。
アメリカ(シリコンバレー)の最新ビジネスモデルをそっくりそのまま新興市場(主にヨーロッパと東南アジア)に持ち込み、利益をあげている。
ロケット インターネットは、マルク、オリバー、アレクサンダーというケルン出身のザンバー3兄弟が始めた。ロケットの最高経営責任者(CEO)はオリバーが務めている。事業の領域は、eコマース、ファイナンシャルテクノロジー(FinTech)、マーケットプレイスの3つに絞り、事業を立ち上げている。
彼らのビジネスモデルは、模倣しているだけだという批判的な見方の一方、法的に大丈夫なので問題ないという見方もある。議論が分かれるところではあるが、高額売却を繰り返しているのが事実である。
勢いのある彼らの東南アジアのスタートアップを見ていこう。
foodpanda
オンライン食品デリバリーサービス。
ウェブサイトやモバイルアプリを通じて、自宅やオフィスにレストランやファストフードの出前を頼める。
2012年3月にシンガポールで始まり、現在は全40カ国、アジア14カ国までに広がっている。今年2月にも競合スタートアップ6社を買収した。
Zalora
ファッションのeコマース。
Lazada
Amazonのクローン、eコマース。
2013年3月にサービスを開始させ、いまやAmazonに引けを取らない浸透率である。
次々と新サービスを広げているロケット インターネット。
今後も動向を見ていきたい。
参考
Rocket Internet’s earnings: small numbers but strong growth in Asia