東南アジアのゲーム収益は2019年までに70億ドルに

おおつきゆい
SEA Start-up
Published in
3 min readJul 13, 2015

VentureBeatの記事より

Frost & Sullivanのマーケット調査によると、東南アジアのモバイルゲームの収益は2019年までに70億ドルに達する可能性があることがわかった。

それによると、2014年の東南アジアの売上高は10億ドルを超えて、2015年から2019年の年平均成長率は48%になると予測している。それは、600万人以上が住む東南アジアでは、他の地域よりも急速に成長すると見込んでいる。

シンガポールとマレーシアは、新しいブロードバンドユーザーとスマホ初心者の急激な増加により、世界で最も速い成長をしている。ソーシャルメディアの利用の増加はゲーム市場の増加も表している。ラオス、カンボジア、ミャンマーなどの全く発展していない市場ではまだまだ成長が見込める。

Frost & Sullivanは、スマホ・タブレットの使用は2019年に主流になると言っている。タイの国民の50%以上がスマホを使用している。タブレットゲーム市場は小さいが、一人あたりの平均収入はスマホの4.2倍である。また、Androidは、モバイルOSがほぼ中心で、低価格である中国のローエンドスマホの高い人気が続いているので今後も長くモバイル中心が続くだろうと言っている。ゲーム開発者はAndroidのどのバージョンを作るか悩ませている。

Android 2.3を使用しているのは、インドネシアGoogle Playユーザーのわずか6%である。しかし、プラットフォームとしてAndroidは断片化されづらくなっていて、これは最終的には開発者の負担軽減につながる。

支払いシステムもまた問題である。クレジットカードの使用率がかなり低く、AppleやGoogleからの決済を東南アジアのほとんどの国で使用できない。ビットコインなどのネット決済方法は、ますます需要が高まってきている。

LINEのようなモバイルチャットアプリはとても人気で、タイでは特に使用率が高い。シンガポール、マレーシア、フィリピンではほとんどがWhatsappを、インドネシアではほとんどがBlackberrymessengerを使用している。ベトナムは、ベトナム生まれのチャットアプリZaloの人気が高い。チャットアプリは、ゲームユーザーを増やす大きなツールとなっている。

ゲームを広めるには、FacebookのようなSNSも重要となってきている。東南アジアのほとんどの人は、Supersellのクラッシュ・オブ・クランやLINEのLet’s get Rich欧米で人気のゲームをやっている。

参考

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おおつきゆい
SEA Start-up

早稲田大学文化構想学部二年生 8月からシンガポールへ留学 トビタテ留学JAPAN二期生