東南アジアの英語力レベルはいかに
日本の英語力は低いと言われている。英語が勉強したいと思っていてもうまく勉強できていないと感じている人も多くはないだろうか。
今回は、東南アジアの英語力のレベルを調べてみようと思う。
世界中で英語教育の学校をしているEFがEF EPI英語能力指数というものを発表している。
EF EPI英語能力指数は、毎年2種類の英語の試験を何十万という人々に受けてもらい、そのデータから各国の標準英語能力を測定するものです。そのうち1種類の試験はインターネットで受けられる無料の試験となっています。残りの1種類は、英語コースを始める人がオンラインで受験するクラス分け試験で、EFが学生の入学手続きに使用している実力試験です。これら2種類の試験はすべて、文法、語彙、リーディング、リスニングの項が含まれています。
EF英語能力指数 (EF EPI)第4版では、計63の国と地域のランキングを行っています。国別ランキングの作成には、2013年にEFの英語試験を受験した18歳以上の成人75万人分の試験データを使用しました。
EFは、英語能力指数を5段階に分けている。
東南アジアの英語レベルは、全体的として低いが、伸びてきている。
- マレーシア 59.73(高い)
- シンガポール 59.58(高い)
- 日本 52.88(標準的)
- インドネシア52.74(標準的)
- ベトナム 51.57(低い)
- タイ 47.79(低い)
- カンボジア38.25(非常に低い)
タイ、インドネシア、ベトナムは、過去7年間で7ポイント伸びていて、世界で最も早い伸び率である。ちなみに、日本は過去7年に渡る英語教育への多額な投資にもかかわらず、伸びていない。
他にも面白いデータがあったので抜粋。
英語能力の高さと収入は比例する。
インドでは 英語を流暢に話す従業員は英語をまったく話さない従業員に比べて平均して時給が34%高くなっていて、英語をほんの少し話せるだけの場合でも話せない従業員よりも収入が13%高くなっている。 英語能力と一人当たりの国民総所得の比例関係は、英語能力の向上が高収入に繋がることで政府と個人がより多額の費用を英語教育に投資できる好循環がある。
経済能力の高さはビジネスの行いやすさと比例する。
世界的に見ても、ビジネスを英語で行う企業は増えている。英語でビジネスができない企業は競争力を落とすだろう。
英語能力が高い国々では、インターネット普及率も高い。
テクノロジーの進歩により、英語学習しやすい環境になっている。インターネットは、英語力向上に大きな働きを持っている。
詳細な結果は、EFのサイトで、ダウンロードできる。
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SUCLE (シュクレ)