VCやスタートアップが増加している東南アジアは次なる大きなスタートアップのマーケットになりつつある
東南アジアのスタートアップの今後についての記事があったため、共有します。
東南アジアが次の大きなスタートアップのマーケットになることは驚くことではありません。以下に理由をまとめてみました。
まず、10の東南アジアの国々の総人口は6億人を超えています。中国とインドの後の3番目で、ヨーロッパ諸国や北米の人口より多いです。もっとも重要なことは、6億人の70%が35歳以下の若年層です。つまり、東南アジアは若くて活気があるということです。
次に、東南アジアの多くの人々ははじめてインターネットにつなぎます。現在、インターネットユーザーは2.6億人を超え、2020年までには4.8億人がユーザーになると予想されています。この数は、世界の中でも最も急速に伸びています。380万人の新規ユーザーがいるということになります。シンガポールのお国ファンドであるTemasekとGoogleはレポートで、東南アジアのインターネット経済はこの10年で毎年最大200億ドルを見込む価値があると言っています。
3つ目に、この過去5年で投資家たちは東南アジアに増えてきました。Eduardo Saverinがシンガポールに引っ越し、東南アジアにファンドを設立したことや、アリババが拡大を見込んで東南アジア最大のオンラインショップLazadaに10億ドルの出資をしたこと、最近では他の市場では投資が慎重になっているにもかかわらずスタートアップのブームを見越してGolden Gate Venturesが2号ファンドを作ったことからもわかります。
最後に、大都市であるシンガポール、クアラルンプール、バンコク、ジャカルタ、マニラを中心に投資家やインキュベーターが集まり、東南アジアのスタートアップのエコシステムは、どんどん成長しています。スタートアップのためのイベントもここ数年で急速に増加して、地域も広がっています。イベントとしては、中国の最大パブリッククラウドサービスプロバイダーであるAlibaba Cloudは、東南アジアでの拡大のためにイベントを活用していくことを決定しました。この地域でのインキュベーターとVCと他のエコシステムとも協力して、Alibaba Cloudは“Create@Alibaba Cloud Startup Contest” (CACSC)をシンガポールで今年の8月に開催します。
Alibaba Cloudは 東南アジアをリードしているVCであるGolden Gate VenturesとEast Venturesがパートナーとなっています。他のパートナーとしては、マレーシアのアーリーステージのVC・インキュベーターで、今後のエコシステムを率いていく野望のあるAlphacapも含まれています。
以下がパートナーのリストです。
CACSSの詳しいスケジュールはこちら
https://intl.aliyun.com/startup/events/CACSC-SG?spm=a3c0i.8098998.365826.2.CaxDe5