思考の量がアウトプットの質に影響する
ライティングの質を上げたり、書くための速度を上げるためには色んな要素が必要になる。間違いなく大事な要素のひとつに「思考」がある。
「沈黙のWebマーケティング」「沈黙のWebライティング」「ナースが教える仕事術」で知られる株式会社ウェブライダーの松尾 茂起氏のインタビューがSELECKに掲載されていた。
松尾氏は、同記事の中にアウトプットの質を上げるために大切にしている要素について、下記のようにコメントしていた。
単純にアウトプットを重ねるのではなく、アウトプットする前の「思考」の量を大切にします。
sentenceでも、書き始める前に目的や届けたい対象、記事を読んだ読者にどうなってもらいたいかを考え、整理することの大切さを伝えるようにしている。
書くハードルを下げるためには、とにかく書いたり、雑に書いたりすることも必要なのだけど、質の高いアウトプットを目指すのであれば、思考することがどうしても必要になる。
松尾氏がインタビュー内で触れているように、思考を広げたり、深めたりする作業は1人でやらなくてもいい。他者のフィードバックをもらうことでも、思考は磨かれる。
sentenceで講座をさせていただく際は、ペアやグループを作って書き始める前に書こうとしている内容について話して共有し、互いにフィードバックする時間をとるようにしている。
他者に話すことで考えが整理されるし、どう感じたかをフィードバックしてもらうことで、伝え方を見直すことができるからだ。フィードバックをもらうことで考えは整理されるが、自分が言語化して相手にフィードバックをすることも考えを深める上では重要になる。
- この文章はどこがいいのか?
- 読みにくいと感じるがそこはどこなのか?
- どうしたらより良い文章になるのか?
といったことを言語化し、相手に伝える。これは相手の思考を整理すると同時に、自分の思考を整理することにもつながる。他者とのインタラクションを大切にすることは、継続的にライティングスキルを磨いていくためにも必要だ。
アウトプットをしていきたい人は、ぜひ誰かからフィードバックをもらったり、誰かにフィードバックしてあげてほしい。