文章を仕事にしたい人におすすめの『ライター志望者が知っておくべきおカネのはなし』

junyamori
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3 min readJan 4, 2017

古田靖さんとライターでありながらNPO法人日本独立作家同盟の理事長も務めている鷹野凌さんのお二人がトークイベントで語った内容をまとめた書籍『ライター志望者が知っておくべきおカネのはなし』を読みました。

ライターという職業は仕事の仕方や原稿料など、なかなか外から見るとわからないことが多かったりします。この書籍の内容は、紙からライターのキャリアをスタートした古田さんと、ウェブからキャリアをスタートした鷹野さんがそれぞれの経験談を交えながら、赤裸々にライターという仕事について語っています。

紙媒体とウェブ媒体の違い、原稿料の判断基準、金額交渉のコツ、商業出版社との仕事のし方、仕事のもらい方、SNSでのアイコン戦略やブログの効果など、2人の体験を解説。著述業を始める人のための具体的ガイドブック。

特に、原稿料の相場観についての話は大変納得のいく内容でした。以下、書籍より抜粋。

だから僕個人としては、相場という感覚はむしろジャマ で、 その都度互いに折り合える金額であれば良いと思っています。超具体的に言えば、自分が楽しく生きていくことのできる金額を、いろいろな仕事の組み合わせ トータルで得られればそれで良いという感じです。(古田さん)

書く側としてはやはり人日計算が良さそうですね。相場は1日単位で考えるべし。(古田さん)

また、鷹野さんが入力ツールにはATOKを使っているという理由にも納得。ATOKの新製品が発売されたらGoogle日本語入力からATOKに乗り換えようと思います。

入力した文字をスムーズ に変換できるからです。それまでつかっていた Google日本語入力は集合知で変換候補を出しますから、間違った送り仮名 でも平気でいちばん上の候補にしてしまいます。(鷹野さん)

sentenceのコミュニティに参加してくれる人たちにも、この書籍はおすすめしていきたいと思います。

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junyamori
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Catalyst, Mediator, Futurist, CEO of inquire Inc.