書いている/書いていきたい人たちのためのお茶会「文章談話」を、定期的に開催します

Takeshi Nishiyama
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7 min readJan 10, 2017

「書くって時折、孤独すぎない?」

「自分の書いていること、やり方について、たまには誰かに相談したくなる」

「でも、気軽に相談事をシェアできるような、場所がない…」

そんなモヤモヤを解消するきっかけを作りたくて、『文章談話』という場づくり、始めました。

『文章談話』は毎月第2・第4金曜日の夜に定期開催している、ライター向け/書きたい人たち向けのミートアップです。テーマは特に設けず、集まった人たちが持ち寄った話題、最近気になっていること、ライティングや編集に関する疑問などについて、ワイワイとお話できる場にしていきたいと思っています。

この会を始める意図や背景について、少しメモ書きを。

執筆・編集に携わる同業者が、ラフに相談できる場に

同業者の横のつながりは、作ろうと思ってもなかなか作れないもの。仕事の現場以外で、同業者とラフに話をする機会って、自分の経験を振り返っても、今までそんなになかったなと感じています。フリーランスだと、その傾向はさらに強いはず。

時折ふと「今書いている文章、一度他の人に見てもらいたい」「企画のブレストをしたい」「こういう時、ほかの同業者はどうしているのか聞いてみたい」と思うことがあります。そんな時、ちょっと相談できる場があったらいいな…と、前々から個人的にも思っていました。この『文章談話』が、そういった機会になればいいなと。

「ライターになりたい」とまでいかなくても、「書くこと」に興味がある人が来れる場に

こういった催しをイベントとして立案しようとすると、ある程度の集客を確保するために、ターゲットを明確にしたり、テーマ性をはっきりさせる必要が出てきます。そうなると、どうしても敷居が少し高くなってしまうな……と感じていて。「私、ライターです/ライターになりたいです」と、ちゃんと言える人じゃないと、飛び込みづらいんじゃないかと。

sentenceとしては、現職のライターのスキルアップをサポートすることはもちろん、「ライターに興味がある」という人のための入り口を、もっと多様に用意したいと考えています。そして、今年はそこからもっと拡げて「仕事にするかどうかは別にして、何かしら“書くこと”と向き合っていきたい」と思っている人に、場や知識を提供したいんです。

なんとなく、「書くこと」に興味がある。あわよくば「ライター」という仕事も、できるようになったらいいな……それくらいの関心の人でも、気負いすることなく、ふらっと来れる場が作りたい。そんな思いから、『文章談話』は生まれました。

書くことを突き詰めていくと、たくさんのいいことがあります。自分の考えを上手に整理できるようになったり、自分の思いを他人にうまく伝えられるようになったり。また、書くことに向き合うと、それは同時に「情報の取り入れ方」や「人の話の聞き方」にも向き合うことにつながります。

これらについての考えを深めていくのは、確実に「人生を豊かにする行為」だと、僕は個人的に思っています。

また、2月14日からスタートするライティング講座の説明なども挟みたいと思ってます。ご興味あったら、下記のぞいてみてください。

単発ではなく、継続。定例にして、集まりやすい場に

先日、「コミュニティマネージャーズ・コミュニティ」や「コミュニティマネージャー感謝の日」を主宰している、市川裕康さんに取材をしました。

この取材の中で伺えた「オフラインの場づくりのコツ」についてのお話が、非常に印象的でした。

地域に特化したコミュニティマネージャーとして意識するべきことは、“テーマ・時間・場所”の3点です。『街づくりに関心のある人たちが、毎月第3土曜日、あそこのカフェ(あるいは居酒屋)に集まっている』という状態が作れると、人が集まりやすくなるし、運営側のコストも下がります。
(中略)これは、イベント企画でも同じことが言えますね。場所と時間を固定化してしまえば、毎回のように日程調整をする必要がなくなるし、ゲストのブッキングもしやすくなる。“テーマ・時間・場所”を設定することは、オフラインの場づくりの基本と言えるのかもしれません。

日時を決めて定期開催することで、「今回は行けないけど、次回なら」という方に、前もって予定を押さえてもらうことができる。興味を持ってくれた方が、参加しやすい会を設計しよう…そう意識をしながら、『文章談話』は作りました。

書く方々、ふらっと話をしに/聞きに来てください

『文章談話』、これから運営しながら、色々と形は変わっていくかもしれません。ただ、「“書くこと”の意味や効力を広く伝えていく」という軸はぶらさずに、参加しやすい場になるよう、育てていければと思っています。

そしてあわよくば、この場が「業界にいい書き手が増えるきっかけ」になってくれたら、めちゃくちゃ嬉しいです。

参加は、以下のリンクから申し込みできます。しばらくは無料で開催を続けていきますので、どうぞお気軽に。

※『文章談話』の情報発信や参加受付は、sentenceのFacebookページ上で行なっています。下記URLよりご確認ください。

https://www.facebook.com/sentencepage/

sentenceでは、ライティング講座やオンラインサロンも運営しています。お見知りおき頂けたら、幸いです。

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Takeshi Nishiyama
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旅は道連れ世は情け、恩は掛け捨て倍返し、残す仕事に身を削る、湯とり世代の創食系。ばっかじゃなかめぐろ、なにゆうてんじ