「インハウスエディター」という働き方

企業の中で編集者として働く

junyamori
5 min readNov 25, 2016

事業会社内のメディア編集者として、もしくは編集やライターの経験がありながら別職種でも活躍するスピーカーを招くイベント「インハウスエディターミートアップ」が開催されるそうです。

MOLTSの寺倉そめひこくんや後藤あゆみちゃん、BAKEの平野太一くんやmercari松尾彰大さんがゲストとして登壇される予定だそうです。このイベントは面白そう。

最近では、WIREDで編集をされていた丸山裕貴くんがSansanでEightのメディア「Business Network Lab」の編集長を務めているのもインハウスのエディターと言えますね。

企業がオウンドメディアを立ち上げるようになってしばらくたちます。まだまだ、多くのケースは、編集や執筆は外注されているケースが多いのではないでしょうか。個人的には、編集力を企業の中で養っていき、内製化の流れになっていくのではないか、と考えていたりします。

デザイナーという職種を見ていると、デザイン会社で働きながらクライアントにデザイン力を提供するケースもあれば、インハウスのデザイナーとして活躍するケースも両方存在しています。

常々、編集のたどる流れはデザインがたどった流れと重なるのではないかと考えているのですが、デザイナーのように「インハウス」が当たり前になっていく流れもエディターに起こるのではないでしょうか。

そうなると、これまで通り外部から編集力を提供する関わり方もあれば、企業の中に入って編集力を発揮する関わり方も認知されていきそうです。inquireとしては、その間くらいの領域にいきたいなぁと思います。

ウチでブログの運営をお手伝いしているデザイン会社 root さんは、事業会社のパートナーとしてハンズオンのデザイン支援を特徴とされています。フェーズによって関わり方を変え、デザインの内製化支援等も行っている状態。

inquireもハンズオンで編集、コンテンツの支援を行いつつ、事業のフェーズに応じて関わり方を変化させていく、そんな仕事の仕方ができるようにしていきたいなと思います。

何はともあれ、企業の情報発信のあり方や編集に対する姿勢は変化していきそうです。広報の領域と重なっていき、どの企業にも編集部が生まれるような未来が訪れたりするかもしれませんね。

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