「あの人書けるよ」と言われるように。書くことを通じて、鞄屋から働き方を広げたい【受講生課題記事】

※こちらはco-ba school「ライティング集中実践クラス」の受講生が、課題として作成したインタビュー記事です

創業50年になる鞄屋に勤めています。僕の今の仕事は、店内で鞄のディスプレイを決めること、簡単に言えばいかに鞄を魅力的に見せてたくさん売るか、ということです。ただそれだと、言い方は悪いかもしれないけれど、本当に必要じゃないものをお客様に2個、3個と買って頂くことになりかねなくて。

本来、革の鞄は長く使えるものなんだけれど、もっと買って頂くために、消費のサイクルに乗せるというか…。それが自分の中で腑に落ちなくなってきてしまったんですね。ここ1年くらい、ものを売るだけじゃなくて、お店の周りで暮らしている人にとって本当に価値のあるものを提供できるような働き方ってないだろうかと、ずっと考えています。

お店で鞄を売りながら、できること

僕は会社が嫌で転職したいわけではなくて、働き方を広げたいって気持ちが強いです。今のままだと、どうしても鞄を売るだけの世界になってしまうので、何とか視野を広げられないかなと。

一つの可能性として印象的だったのが、千駄木にあるHAGISOというコミュニティスペースです。元々は築何十年のアパートだったんですが、以前、地元の児童図書館が改装で閉鎖された際に、オーナーが子ども達に向けて1階のスペースを解放したんですね。今ではカフェや多目的スペースをもつ複合施設として、地域の人が参加できる様々な催しをしています。

オーナーの話を聞いたとき、自分も似たような取り組みができるんじゃないかと思いました。僕の会社は全国に店舗があるので、お店のスペースを少し使って、地元の住民に向けた活動ができないかとか。ものを売る商売であっても、地域の人の暮らしに合わせて、もの以外の価値を提供することって、可能だと思うんです。コマーシャルと、ソーシャルの両立というか。それでお店が地域の人により愛されるようになれば、双方にとって良いことだと思います。

「書いて、伝えること」を始める

色々な人の話を聞いている中で、ふと「じゃあ具体的に、自分は何ができるだろう?」と思いました。今の時点で僕にできることって何もない。そこで、技術として身に付けたいと思ったのが「書いて、伝えること」でした。

僕は昔から書くことが好きで、表現なんて大それたものではないけれど、何かを書くことは苦にならない。ライティングをもっと磨けば、自分が何か活動を始めるときにも役立つし、書くことを通して地元の人とも繋がれるかなと思ったんです。

どんな素敵な取り組みや商品も、人に伝えて知ってもらわないと始まらないわけで、まだ発信する余裕がない人のお手伝いを自分ができればと。周りの人が何か困ったときに「あの人書けるよ」と頼られるようになれたら理想です。

書くことって、向き合ってみると実は難しいと思いました。仕事で商品の紹介文を書くことはあっても、いざ「人に興味を持ってもらえるように書けるか?」って言われると自信がない。だから、sentenceの講座できちんと学んで、人に伝えるために書くということを、始めたいと思っています。

文・後藤


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