対話を通じて、自身の価値観の振り返りや、なりたいライター像を考える――『sentenceゼミ』第二期スタート!

ヨシダユウキ
sentence
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6 min readMay 14, 2017

「書く理由」を模索し、一歩踏み出すライティング講座『sentenceゼミ』がいよいよ開講しました!

『sentenceゼミ』は、全8回・約4ヶ月間かけて、ライティングに関する講義・レクチャーを行うプログラムです。本記事では、4月27日に開催された初回講義の様子をレポートします。

『sentenceゼミ』では、“どんなことを、誰に向けて、どんなスタイルで書くか”という「書く理由」を丁寧に探究していきます。初回のテーマは「自分と他者の価値観と向き合う/書き手の可能性を再確認する」。

他者との対話を通じて、「自分は何に興味があるのか」「どんな書き手になりたいのか」を掘り下げていきました。

sentenceが大事にしている3つのこと

『sentenceゼミ』の目標は、講座の受講生が継続して書き続けられる”ライティング体質”になること。継続して書けるようになるには、自分の「書く理由」を丁寧に掘り下げて、発信したいテーマを明確化していく必要があります。

「書く理由」を模索する中で、大切なのは、「継続すること」「自分・他者と対話すること」「『問い』を持つこと」の3つ。

「自分自身や他者と対話しながら、自分について深く理解する」「なぜ書くのかという『問い』を持ち、その理由を明確にする」といったプロセスを通じて、「書く理由」を掘り下げていきます。

偏愛マップを使うことで、相互理解を促す

初回講座では、「自分と他者の価値観と向き合う」ために、自己紹介を兼ねた3つのワークを行いました。

1つ目は、自分の好きなものを1枚の紙いっぱいに書く「偏愛マップ」の作成。一般的な自己紹介では、自分の職業や今やっていることなどを相手に伝えることが多く、どうしても表面的な自己紹介になりがちです。「偏愛マップ」を作成することで、「何に関心があるのか」が可視化され、お互いのことをより理解しやすくなります。

実際に、作成した偏愛マップを受講生同士で交換し、自己紹介を行いました。共通点で盛り上がったり、相手の意外な「好き」をより深堀りしていったりと、通常の自己紹介以上の盛り上がりを見せていました。

好きな作品にこそ、自分の価値観が浮き彫りになる

2つ目は、一人3分で自分の好きな作品をプレゼンするピッチ。「自分はどういう人間なのか」「どのような価値観を持っているのか」そのまま語ることは、とても難しいです。けれども、漫画、映画、本などのコンテンツを媒介にすることで、自分の価値観を相手に伝えやすくなります。

また、好きなものを語ることは「なぜ好きなのか」を言語化する作業です。好きなものは、自分の置かれている状況や、時期によって異なるはず。「今、自分は何に関心があるか?」を明らかにすることで、自分でも気づいていなかった自分の特性に気づけるかもしれません。

好きな書き手をピックアップ!「ライティング×◯◯」で、書き手の可能性を模索する!

3つ目は、好きな「書き手」をポストイットに書き出し、その書き手をマッピングするというワーク。「書き手」と言われて、受講生が思い出すのは、人によって異なります。

そして、マッピングを通して「書き手」として働く人々の幅広さを知っていきます。幅広さを知ることで「自分はどんな書き手になりたいのか」をイメージするきっかけを掴んでもらいます。受講生の方が挙げていたのは、小説家、ブロガー、ライター、コピーライターなどさまざまでした。

自分はどんな書き手になりたいのか?

ライターの幅広さを理解した後、各自に「どのようなライターになりたいのか」を考えてもらいました。

  • どんなライターになりたいのか?
  • どうしてそうなりたいのか?
  • 何を成し遂げたいのか?

この3つを掘り下げていくことで、なりたいライター像を明確にしていきます。記入した後、受講生同士で「自分のなりたいライター像」を共有しました。受講生の皆さんが書いてくれたのは次のような目標です。

「誰かの背中を押せるような、そんな言葉を紡ぎだしたい」

「社会に埋もれた素敵な人の思いを、もっと発信していきたい」

「自分の発信する世界観を通じて、他者へポジティブな変化を起こしたい」

「どんなライターになりたいのか」は、sentenceゼミの講座内でも継続的に確認していきたいテーマ。初回では様々なワークを通じて、自己理解や、一緒に講座を受講するメンバーの理解を進めていきました。

次回はペアインタビューを行うことで、受講生のことをより深く理解したり、インタビューを受けることで、これまでの自分の歩みを深く理解したりしていきます。

「sentence」では、スクールの内容を共有する以外にも、オンラインコミュニティでの交流や会員向けイベントの開催を行っています。

ご興味ある方はぜひ入会をご検討ください。下記のリンクより受け付けています。

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ヨシダユウキ
sentence

鹿児島県生まれ 24歳 ライター。 阿蘇好き