フリーライター/編集者が参考にしたいビジネスモデルや、ただ読むだけで終わらない「本当の読書」ーライティング・ピックアップ
sentenceが運営するオンラインサロンでは、文章やメディアに関する記事の共有、ライティングに関するQ&A、書いた記事に対する相互フィードバックなどのコンテンツを提供しています。
オンラインサロンに投稿された文章やコンテンツに関する記事の中から、ピックアップして紹介します。
過去の「キュレーション」はコチラから。
フリーの編集者/ライターはどうやってお金を稼いでいるのか?
2016年末に独立し、フリーで編集者/ライターを行っている長谷川リョーさんのコラム記事。フリーランスとしてどういった仕事をしているのか、またどうやってお金を稼いでいるのかが、紹介されています。
数多くのWebメディアの登場によって、急激に増えた「ライター」と「編集者」という肩書き。活動の場も多岐にわたることから、個人としてどこに軸足を置き仕事をしていくのか、悩む場面もあることでしょう。この記事では、現在個人で仕事をしている、もしくはこれから個人で仕事をしていきたいと思っている方にとって、参考になるビジネスモデルが紹介されていました。
書き手としても参考にしたい、雑誌を存続させていく上での考え方
「北欧、暮らしの道具店」代表の青木耕平さんと、『和樂』編集長の高木史郎さんによる対談記事です。「和の心を楽しむ」をテーマに、2001年から創刊されている女性向け雑誌『和樂』ですが、過去には存続の危機に陥ったこともあったそう。そんな同雑誌が、そこからどう立て直し、今のビジネスモデルに至ったのかが、語られています。
マスコミの仕事って勘違いしてしまうというか。自分たちが情報を独占していて、それを読者に教えてあげる立場であった昔の慣習が残っているのですが、これを続けている限り、この業界は終わってしまうと思っています。
「北欧、暮らしの道具店」さんや、最近のみなさんが作られているメディアは、すごく寄り添ってるなという気がしていて。
時代に合わせてメディアの考え方が変わってくると、書き手の発信の仕方も変わってくるかと思います。メディアありきで書き手がいることを考慮すると、こういったメディアの運営に広く携わっている人たちの考えも参考にしておきたいですね。
「書く」前に大切にしたい思考の量
sentenceオーガナイザーのモリが投稿した、思考の大切さについて扱ったコラムです。ただ漠然と書くのではなく、書く前の思考の量を大切にすることで、より質の高い記事に近づくといったことが述べられています。
書く前の思考によって、「何を伝えたいのか」「誰に伝えたいのか」がだんだんと見えてきます。今度はそれを言葉にしてあげると、頭の中だけで考えていたことが整理されていくはずです。思考し、言葉にして整理する。この一連の流れを積み重ねることが、ここでいう思考の量を大切にすることにつながっていくのでしょう。
ただ文字をなぞるだけで終わらない「本当の読書」とは?
ドラマ『カルテット』から見る、「究極の読書」方法が書かれたコラム。ドラマの中で、真に迫る演技をしている俳優さんこそ「究極の読書」をしているのではないかといったことが綴られています。
いわばただの「文字」である脚本が、どうしてあんなに生き生きと立体的になるのだろう?ふしぎな文字面をまじまじと見ながら、俳優さんこそ「究極の読書」をしているのでは、と思わずにはいられませんでした。
読書でも、書いてある文字をそのままなぞるだけでは、本の内容を知っている程度で終わります。しかし読んだ文字から、さまざまな想像を膨らませ、自分なりの言葉に落とし込んだときに初めて、本当の読書をしたと言えるのかもしれません。「書く」ということもまた、自分のなりの言葉に落とし込む、ひとつの方法ですね。
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