ブログサービスを勝手にREDESIGNしてみた① -課題を決定しパーツを分解・分析してみた-

みゆきちゃん
Shibuya design engineering
5 min readAug 28, 2019

こんにちは!渋谷のIT企業でデザイナーをしているみゆきです!

社内の有志メンバーで、デザインの分析や再構築の方法を学ぶため、某ブログサービスを勝手にREDESIGNしてみました!
何記事かに分けて、今回の活動で得た手法や学びをまとめてみようと思います🐰

この活動の目的

  • デザイン分析手法を学び、実践・再構築を通して手法への理解を深める
  • 他のサービスでも同じ手法を用いて課題解決できるようにする
  • 分析・再構築の方法を発信し、ナレッジを共有する

分析対象・方針の決定

まず、どのサービスをREDESIGNするかというところから話し合いました。
歴史が長く新旧のデザインルールが混ざり合っていそうな、某ブログサービスの記事投稿画面をREDESIGNしようということになりました。
今回はAtomic Designの考え方をベースにし、ボタンにフォーカスして分析・再構築を行なっていきます。

進め方

  1. 対象の課題発見
  2. パーツに分解・分析
  3. 言語化・ルール化
  4. 再構築

対象の課題発見

最初に、分析対象の画面のスクショを印刷してデスクに並べて、みんなで眺めました。
疑問点やおかしいと思うところに付箋を貼っていきます。

みんなの意見をまとめた結果、対象の課題として以下があがってきました。

  • 微妙に違うデザインが多く、共通の部分が少ない
  • 古いものと新しいものが混ざってる
  • それぞれの色やパーツがルール化されてなく、用途がわかりづらい

「デザインルールを決め、用途をはっきりさせれば、開発もしやすくなりユーザーも使いやすくなり、サービスの質が向上する」という考えのもと、課題解決するべくREDESIGNを進めていきます。

次に、集めた画面スクショから、パーツに分解していきます。

パーツに分解・分析

まずは、インターフェースインベントリを作り、「ボタン」「リスト」「見出し」などのカテゴリに分けてパーツを集めました。

インターフェースインベントリについては下記の記事が参考になります🌟

こうして集めてみると、パーツの量がとにかく多く、似てる見た目だけど微妙に違うものがたくさんあります。
ボールドと細字のルールなども統一されていないことが見えてきました。

インターフェースインベントリを作ってみた結果、一番課題が多そうなボタン部分にフォーカスして進めようということになりました。

分解したパーツに対して、気になる部分にみんなで付箋を貼っていきます。

付箋だらけになったよ…

ボタンの気になる部分として、

  • 色のルール
  • 太・細のルール
  • 形や余白のルール
  • 状態(非活性・アクティブなど)のルール

ここら辺が特に意見が多く出ました。

ボタンにフォーカスすることが決まり、いよいよ次はルール作りです!

次回の記事では、世の中のデザインシステムを参考にしながら、言語化・ルール化を進めた部分をご紹介しようと思います!
お楽しみに〜〜🐰

--

--