Microsoft Edge の状況
Microsoft Edge は Chromium ベースに置き換わっていくという予定です。実際先日 Chromium ベースの Edge が発表されました。
Chrome から Google 特化機能を除き Microsoft 向けに特化させていったという印象です。そしてほぼほぼ Chrome のため、 Chrome 互換ブラウザと言って間違いありません。
バージョン番号以外、名前しか違わないため、混乱するため以下のように定義します。
- 既存は 既存の Edge
- 今後置き換わるのを 新しい Edge
Microsoft Edge の現状
既存の Edge は WebRTC には対応しているものの、ほとんど使い物にならないという認識でした。
Windows メジャーアップデートがあるたびに確認はしていたのですが、配布されてくるタイミングがよくわからなかったりと、かなり問題を抱えていました。
さらに WebRTC 機能は必要な実装がほとんどされておらず、不安定で使い物にならなかったため、検証も最低限にしていました。
Microsoft Edge でマルチストリーム
お客様からお問い合わせを頂いて知ったのですが既存 の Edge 、最新バージョンではなんとマルチストリームが動作するようになっているようです。それも、非マルチストリームのときよりかなり安定して動作します。
正直、突然使えるようになるとは思っていなかったため検証不足でした。
少し映像が不安定になることはありますが、普通に動作します。H.264 と VP8 が利用できるため、マルチストリームで Chrome / Firefox / Safari / Edge ブラウザ 4 種混合で通信ができるという状況です。
今後どうするべきか
ターゲットがエンタープライズ市場の場合、既存の Microsoft Edge への対応を検討したほうが良いと思います。弊社も検討していく予定です。
基本的には Chrome や Firefox や Safari で我慢して新しい Edge が出てくるのを待つべきです。