WebRTC サービスか OSS か Sora か

V
shiguredo
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3 min readFeb 12, 2017

自前か、サービスかという話が書いてあったので、影響されて Sora の売り込み記事を書くことにする。

ちなみに上の文章をまとめておくと

  • (著者が知る限り) 商用 SFU は無い
  • OSS SFU/MCU はひたすら時間を取られて死ぬ
  • サービスは高いが、そもそも難しい技術だ
  • 1:1 だけなら P2P でよい、それ以外は SFU/MCU であるべき

まぁ、tokbox よりの人が書いているのでサービスよりなのは間違いない、そもそも断りが先に書いてある。

WebRTC サービス

国内の選択肢として商用の SFU/MCU サービスは著者が知る限り 2017 年 2 月時点では存在しない。

商用で音声と映像 … となって出てくる Twilio はまだ P2P モデル。今後 Kurento を使った SFU/MCU モデルが出てくると思うのでそれを待つしかない。

となると SkyWay になるが SkyWay SFU はまだ商用サービスをやっていない。SkyWay P2P 部分に関わった人間(この話をすると大変驚かれるが、 SkyWay のシグナリングサーバは時雨堂が開発した)として、大変期待しているし応援している。

ということで国内でサービスを使うなら、まだ時期尚早となる。

さて、海外を見ると選択肢はいくつもある。ただ遅延が少ない事で WebRTC を利用しているにもかかわらず海外のサーバを経由された音声/映像を使うべきなのだろうか。答えはノーだ。

WebRTC OSS

さてさて、サービスが国内で無いとなると、次に考えるのは OSS の利用だろう。WebRTC の OSS はそんなに多くない

  • Jitsi (SFU)
  • Janus (MCU/SFU)
  • Kurento (MCU/SFU)
  • Mediasoup (SFU)

この 4 つが候補になる。SIP 関連は関わりたくないので外してある。正直言えばどれもとても高機能だし優秀だ。どれを選択しても良いと思う。

個人的には Gateway としていろいろな使い方ができる Janus を押したい。開発者の方は日本語勉強しているらしい。

ちなみに Microsoft が買収した Beam.pro は Janus ベース。

利用する OSS を選んだら、あとはどれだけ覚悟を持てるかだ。

WebRTC SFU Sora

さて、自社製品のアピール記事なので自社製品をアピールする。

最初の記事に書かれていない商用 WebRTC SFU が Sora である。

  • WebRTC で悩みたくない、お金で解決したい
  • 自前で運用したい
  • 設定ファイルを 2 行変更するだけですぐ使いたい
  • 最新版の Chrome/Firefox に追従してほしい
  • アプリケーション連携を簡単にしたい
  • サーバ側で録画可能がしたい
  • 100 名へのリアルタイムな配信がしたい
  • 10 人同時の会議がしたい

上記を満たす製品が 100 接続であれば年間 60 万円で利用可能だ。

今の時代サーバを用意するのも難しくない。さくらのクラウド や Vultr を使えばサーバはすぐ用意することができる。

他のアピールは以下の記事を見て貰えれば。

まずは試してみて欲しいので sora@shiguredo.jp まで連絡を。

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