WebRTC ノハナシ
主に WebRTC に関する最新情報をメモがてら。
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時雨堂が一から開発した WebRTC SFU Sora を利用すれば、WebRTC でもサーバでの録画、複数人数でのビデオチャット、複数人への配信などを簡単に実現可能です。アプリへの組み込みを意識した作りになっているので認証やクライアントのコントロールも全てアプリ側で可能です。
WWDC17 にて Safari 11 が WebRTC への対応が発表
WWDC17 で Safari 11 の機能の一つ(というか背景にこそっと書いてあった)として WebRTC への対応が発表されました。
WebKit のコミットログで WebRTC への対応が進んではいましたが、いつリリースされるのかはわからなかったのですが、2017 年秋にリリースされることが確定しました。
日本でも話題になっていますが、海外ではもっと話題になっているようでかなり大きな動きと言えるでしょう。
詳細な話はまとめてありますのでもしよければどうぞ。
Safari Technology Preview 32 で WebRTC に対応
時間差で Safari Technology Preview 32 がリリースされ WebRTC への対応が入りました。
VP8 や VP9 ではなく H.264 のみの対応などが記事には書かれています。また Legacy WebRTC API は今後無効になるとのことです。
Develop の Experimental Features から Remove できるのでこれを設定しておいたほうがいいでしょう。
Chrome M59 リリース
色々改善されていますので、さくっと上げましょう。
TURN-TCP/TURN-TLS 帯域が小さくなりすぎるバグ
Chrome M58 で起きていた問題です。M59 で修正されています。簡単に言えば TURN-TCP や TURN-TLS を利用した場合のビットレートコントロールがおかしくなり 10kbps しかでなくなるというバグです。
Beam が Mixir に
名前が一新されました。さらに新機能として、4人同時配信というのが追加されました。これは画期的です。遅延が少ない WebRTC を利用しているからこそですね。
Mixir で利用されている Janus
独自路線突っ走っていっています。興味がある方は見てみるといいかもしれません。
Adapter.js 4.0.0 リリース
WebRTC をやるならこのライブラリを使うかどうかの検討をする、というレベルのライブラリ 4.0.0 がリリースされていました。