Ayame Labo を公開しました

V
shiguredo
Published in
Nov 2, 2020

WebRTC Signaling Server Ayame を利用した Ayame Lite というサービスをβ版として公開しておりましたが、今回名前を Ayame Labo として正式リリースしました。

要約

  • Ayame Lite 同様、無料で使える
  • サインアップしなくても利用できる
  • Ayame Lite から仕様変更はほとんどない
  • ルーム認証を利用すれば商用や法人での利用化
  • Erlang で書かれた Ayame で動いている

Ayame Labo

Ayame Lite と Sora Labo のコードをベースにほぼ 1 から書き直しました。 開発は tnamao にお願いしました。自分は設計だけして終わりです。

デプロイなども簡単になったので、ほんとありがたいです。

シンプル

ウェブサイト自体はシグナリング URL とシグナリングキーだけで、あとはちょっとしたログが見れる程度です。ログインも GitHub アカウントを持っていればすぐです。

サインアップなしでも利用できる

Ayame Labo は Ayame を気軽に使ってほしいという思いから、サインアップ無しで利用できるのを継続しました。ただし個人での利用限定です。法人で使う場合はかならずルーム認証を使って下さい。

STUN/TURN はルーム認証利用限定にした

Ayame Labo では STUN/TURN を利用するにはルーム認証を利用する必要があります。ローカルでの利用以外はサインアップして使ってほしいという思いからです。

接続ログを直近 24 時間にした

Sora Labo で良かったことを取り入れました。

Erlang 版の Ayame が動いている

Ayame 完全互換の Erlang で書かれた Ayame が動いています。単に自分が Go のミドルウェアを運用するのに慣れていないというのが理由です。実装自体は 1 日でできました。

実は Ayame Lite もここ数ヶ月は Erlang 版で動いており、安定して稼働しておりました。

法人や商用での利用を可能にした

ルーム認証を利用する事で法人や商用での利用も可能にしました。これは WebRTC の P2P 利用がもっと広がってほしいという思いからです。

Ayame Lite について

年内でクローズしますので、Ayame Labo への移行をお願いします。

今後

バグフィックスや使いづらいところを修正していきます。Ayame (Erlang 版) も少しずつ改善していく予定です。

将来的にこの Ayame (Erlang 版) はパッケージとして提供するのもありかも?と思っています。ただ、ソースコードの公開はする予定はありません。

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