Cowboy は Erlang/OTP のデファクトスタンダードと言ってもよい HTTP サーバです。
コードも丁寧にかかれていますし、何よりもドキュメントも充実しています。また、メンテナンスしっかりされており、バージョンアップもとても丁寧です。
そんな素敵な Cowboy は Loïc Hoguin というフランス人が開発しています。
実は Loïc は日本に何度か来ていて、時雨堂にも遊びに来てくれたことがあります。一緒に親子丼を食べたりもしました。
時雨堂の Erlang/OTP を利用した製品には必ず Cowboy を利用しています。そのため少しの貢献として、2014–2016 年の間スポンサーをやっていたのですが、製品開発に集中するタイミングで、スポンサーをお休みさせてもらっていましたが、スポンサーに復帰しました。
なぜオープンソースのスポンサーをやるのか
時雨堂は法人としてオープンソースの技術にお世話になっています。コントリビュートは余裕があれ時に積極的にやっていきますが、それだけでなく、お金の面でもサポートしたいと考えています。
といっても残念ながら大金を払っているスポンサーではないので、開発者が月一回くらい美味しいご飯を食べてもらえればくらいの気持ちです。
また、Cowboy のスポンサーをやることで、時雨堂は Erlang/OTP の有名な HTTP サーバにスポンサーしている会社として名前を売ることもできます。また、オープンソースに理解のある会社というアピールもできます。
企業にとってオープンソースのスポンサーはメリットばかりです。
スポンサーのススメ
オープンソースに対する企業のスポンサーはもっと気軽にやっていいのではないか、と思っています。開発者に対する広告宣伝費としては高価はとてもあると思います。
例えば Wandbox というサービスがありますが、ここは企業や個人からスポンサーを募って運用費用や作者達が美味しい肉を食べているようです。
ちなみに Wandbox 自体はオープンソースで公開されています。
Wandbox のスポンサーの効果は素晴らしいようです。
個人が開発しているオープンソースに対して企業がスポンサーとして名を挙げるのはとても素敵なことだと思っていますので、是非企業でオープンソースを利用している方は、スポンサーを検討してみては如何でしょうか。