まず前提として iPhone の Safari や Chrome では WebRTC に対応していないため、 WebRTC を利用することはできない。ただ、アプリとして実装することで iOS 上でも WebRTC が利用可能になる。
React-Native と 時雨堂の WebRTC SFU Sora を利用した WebRTC クライアントのサンプルアプリが動くようになってきたので、紹介しておきたい。
この画像は 8 人で同時の映像配信を iPhone 5S で表示したときのスクリーンショットだ。協力して頂いた人の顔はモザイクをかけさせて頂いた。
縦長なのが iPhone/iPad で、それ以外は Chrome またはFirefox で接続している。
画像で申し訳ないのだが、遅延は 1 秒未満で、映像はさくさく動くし音声もしっかり伝わるということを伝えておきたい。P2P では 2–3 名が限界だが、 SFU を利用することでこの人数でも利用可能になる。
この React-Native を利用した WebRTC クライアントのサンプルは GitHub にて Apache License 2.0 で公開予定だ。これ以外にも 1:N や 1:1 などのサンプルを公開予定だ。
WebRTC SFU を利用することで、気軽に N:N の仕組みをスマートフォンに組み込めるようになる。
今後は WebRTC クライアント側の SDK や実装サンプルを積極的に公開していく予定だ。