自前か、サービスかという話が書いてあったので、影響されて Sora の売り込み記事を書くことにする。
ちなみに上の文章をまとめておくと
- (著者が知る限り) 商用 SFU は無い
- OSS SFU/MCU はひたすら時間を取られて死ぬ
- サービスは高いが、そもそも難しい技術だ
- 1:1 だけなら P2P でよい、それ以外は SFU/MCU であるべき
まぁ、tokbox よりの人が書いているのでサービスよりなのは間違いない、そもそも断りが先に書いてある。
WebRTC サービス
国内の選択肢として商用の SFU/MCU サービスは著者が知る限り 2017 年 2 月時点では存在しない。
商用で音声と映像 … となって出てくる Twilio はまだ P2P モデル。今後 Kurento を使った SFU/MCU モデルが出てくると思うのでそれを待つしかない。
となると SkyWay になるが SkyWay SFU はまだ商用サービスをやっていない。SkyWay P2P 部分に関わった人間(この話をすると大変驚かれるが、 SkyWay のシグナリングサーバは時雨堂が開発した)として、大変期待しているし応援している。
ということで国内でサービスを使うなら、まだ時期尚早となる。
さて、海外を見ると選択肢はいくつもある。ただ遅延が少ない事で WebRTC を利用しているにもかかわらず海外のサーバを経由された音声/映像を使うべきなのだろうか。答えはノーだ。
WebRTC OSS
さてさて、サービスが国内で無いとなると、次に考えるのは OSS の利用だろう。WebRTC の OSS はそんなに多くない
- Jitsi (SFU)
- Janus (MCU/SFU)
- Kurento (MCU/SFU)
- Mediasoup (SFU)
この 4 つが候補になる。SIP 関連は関わりたくないので外してある。正直言えばどれもとても高機能だし優秀だ。どれを選択しても良いと思う。
個人的には Gateway としていろいろな使い方ができる Janus を押したい。開発者の方は日本語勉強しているらしい。
ちなみに Microsoft が買収した Beam.pro は Janus ベース。
利用する OSS を選んだら、あとはどれだけ覚悟を持てるかだ。
WebRTC SFU Sora
さて、自社製品のアピール記事なので自社製品をアピールする。
最初の記事に書かれていない商用 WebRTC SFU が Sora である。
- WebRTC で悩みたくない、お金で解決したい
- 自前で運用したい
- 設定ファイルを 2 行変更するだけですぐ使いたい
- 最新版の Chrome/Firefox に追従してほしい
- アプリケーション連携を簡単にしたい
- サーバ側で録画可能がしたい
- 100 名へのリアルタイムな配信がしたい
- 10 人同時の会議がしたい
上記を満たす製品が 100 接続であれば年間 60 万円で利用可能だ。
今の時代サーバを用意するのも難しくない。さくらのクラウド や Vultr を使えばサーバはすぐ用意することができる。
他のアピールは以下の記事を見て貰えれば。
まずは試してみて欲しいので sora@shiguredo.jp まで連絡を。