WebRTC Native Client Momo 2020.1 リリースノート

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shiguredo
Published in
3 min readJan 20, 2020

Momo の 2020.1 をリリースしました。

今回はデータチャネル対応の追加を行い、これによりより Momo が活躍できる幅が広がったと考えています。

ウェブサイト公開

Momo 2020.1 のリリースに伴い、 Momo のサイトをリニューアルしました。

このサイトは内製したものです。今後は積極的にアップデートを行っていければと思います。

libwebrtc M80 へのアップデート

Momo の libwebrtc は積極的にアップデートを行っています。出たばかりの M80 への対応がすでに完了しています。

データチャネルを利用したシリアルポートへの読み書き機能

./momo --console /dev/ttyp001,9600 test

シリアルへの読み書きをデータチャネルとバインドさせました。これは大きな進化です。信頼性が欲しい場合は MQTT を使うのが一番ですが、低遅延で情報を送受信したい場合はこの機能を使ってみてください。

解像度の自由指定

当面は解像度の指定は固定で進めていこうと思っていたのですが、魚眼レンズを使いたいなどの要望があり、解像度を気軽に指定できるようになりました。

---resolution 640x480

クライアント情報の追加

Sora や Ayame を利用した場合「つないできたクライアント」の情報を知りたい場合に Momo かどうかがわからないという問題がありました。

そちらを解決するために接続時に Momo の情報をサーバ側に送るようにしています。以下は Jetson Nano で Momo を利用した場合に送る情報です。

  • "environment": "[aarch64] Ubuntu 18.04.3 LTS (nvidia-l4t-core 32.2.1-20190812212815)"
  • "libwebrtc": "Shiguredo-Build M80.3987@{#2} (80.3987.2.1 15b26e4)"
  • "sora_client": "WebRTC Native Client Momo 2020.1 (f6b69e77)"

Ayame モードの改善

再接続時の課題や、切断時の課題などいくつかの問題を修正しました。

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